仮想通貨

スキャム(scam)とは。ICOやエアドロップなどの驚愕の実例紹介

スキャムに気をつけないとあなたの財産が奪われる可能性が。

2017年後半から急激に話題が高くなった仮想通貨ですが、これまでは情報源はネットやテレビなどからしか得ることが出来ませんでした。

そのため非常に曖昧な情報や憶測が飛び交うなど内容も不安定なものも多くあり不透明な点も多くありました。

そんな中「スキャム」が横行し、仮想通貨投資には必ずと言っていいほどスキャムとの戦いがあります。

米国ではSEC証券取引委員会)が、日本においても金融庁が警告を呼び掛けています。

今回はそんなスキャムについてICOやエアドロップなどの実際の案件例とともに注意点などの対策もご紹介していきます。

スキャム(scam)とは何なのだろうか

スキャムとは、直訳すると「詐欺」や「ペテン」という意味を持ちます。

スキャムは主にICOやエアドロップなどで用いられ、またそこで使われるコインを「詐欺コイン」と呼んだりもします。

主に海外の仮想通貨取引所やICO、エアドロップ、また取引所に上場していない仮想通貨などがスキャムの可能性が非常に高いといわれています。

20179月に中国で行われたICO規制もこのスキャムが原因のひとつに挙げられています。

仮想通貨業界は不透明なうえ特にトレンド性が高いためスキャムを仕掛けやすいといえます。

HYIP(ハイプ)とは

HYIP(ハイプ)とは「高利回り投資案件」のことで、直訳すると「虚偽の広告」や「誇大な宣伝」などを指します。

驚くような配当額で、しかも年利などではなく日利という利回りの高さからも人気が高いです。

その額は約15/日で、少ない資金であっても、福利を繰り返し投資することで資金を膨らませることが出来るというものです。

また、ビットコインを活用した投資案件が多く、ビットコインの価値が上昇すればその分もさらに上乗せで増やすことが可能です。

しかし、会社が倒産または出金出来なくなるなどHYIPは非常にハイリスクなため慎重に検討する必要があります。

以下に詐欺案件の実例を挙げておきます

ライトライズ(RIghtRise)

実際にあった事例として「ライトライズ(RIghtRise)」という会社が挙げられます。

この会社は、イギリス政府の公認を装って資金集めをしていました。

また「月利40%」などという謳い文句で、さも有益であると見せかけ資金集めを行っていました。

しかも日本向けのウエブ広告に無断でロンブー淳さんの画像を使ったことでも話題となりました。

それでも何故か「優良投資先」としてHYIP界隈では認識されていたようです。

そんなライトライズの仕組みは「高速道路の速度感知センサーを開発した。これによって捕まえた違反者への罰則金4割が、会社に支払われるよう契約を結んだ」というものでした。

ユーザーにとってこれがとても分かりやすく人気もありました。

またさらに、出資額の利息は毎日引き落とすことが出来たため、出資者にとっても毎日結果が目に見えてわかるところも安心感に繋がっていたようです。

しかしながらサービス開始4カ月目にして出資金を抱えたまま行方をくらましてしまいました。その額なんと1億ドル以上にものぼるといわれています。

もちろん未だに捕まってはいませんし、出資額も戻ってきてはいません。

ICOとエアドロップのおもなスキャムの実例

ICOとエアドロップについてこれまでにあったおもなスキャムの実例を以下にご紹介いたします。

ビットコネクトBitConnectBCC

ビットコネクトは201611月にICOを実施しました。

プロジェクトの総称とこのプロジェクトが発行する仮想通貨をビットコネクト(BCC」と呼びます。

ビットコネクトの収益を得る仕組みは、仮想通貨ビットコネクト(BCC」を

  1. 所持する
  2. トレードする
  3. マイニングする

これらを行うことで、収益を得ることが出来ます。

また何よりビットコネクト(BCC)だけの特徴として「レンディング」があります。

レンディング」とは、 所持しているBCCを他の人に貸し付けることによりその貸付額によってついた利子が後で返ってくるというものでした。

しかし、なんと2018117日にレンディング機能が廃止され大暴落を起こしました。

その後新たに「BitConnectX」というプロジェクトのICOを行うとしましたが概要はBCCと内容が一緒でした

USI-TECH

ドバイを拠点に世界中でビジネスを展開している企業「USI-TECH」は、顧客からの資金をFXの自動取引や仮想通貨のマイニングをすることで運用していました。

ユーザーへは、回収した資金を毎日1%返済し、それを140日間の払い戻しを行うことでもともと受け取っていた額を1.4倍にして返済していくというものでした。

また、紹介した人が投資した一定割合額を報酬として受けとることが出来るというMLM方式も行っており、なんと利用者は世界に約70万人もいて、運用方法にも透明性があるとして人気でした。

しかし突然出金不能になり、配当も停止しました。

一時期は上手くいっていると思われていたUSI-TECHでしたが、このようにある日突然、このような事態になってしまう例もあります。

この原因はどうやらアメリカの取締役のミスにより多額の損失を出したことによるものといわれています。

エアドロップ(AirDrop)とは

エアドロップとは、参加すると無料で仮想通貨がもらえるという手軽さで非常に人気があります。viberateやstormなど上場する前に行われていたのは、大変話題になりました。

しかしこちらも仮想通貨の種類が増えるにつれスキャムも増えてきており、横行状態です。

スキャム情報などはツイッターなどでも随時投稿されていますので、始める前にはぜひ情報などしっかりと下調べを行ってからから参加することをおすすめします。

ハイリスクな投資案件の注意点とその対策

仮想通貨投資は非常にハイリスクであるため投資する前には十分な情報収集が必要です。

またどんなに透明性があり人気で多くのユーザーが参加している案件でも油断は禁物です。

では実際に対策として注意点を挙げておきます。

・グーグル検索した時にタイトルの横に「広告」と出てきている記事は気をつける。

広告代をグーグルに払って記事を載せているため非常にスキャムの可能性が高いです。公式サイトを装い、非常によく似たURLの記事もあります。まず「広告」と書かれた記事は詐欺を疑ってかかるべきです。

・コミュニティには慎重に対応する。

こうした投資案件には必ずコミュニティがあり、そこへ入るような仕組みになっていることが多いのですが、ウォレットへログインさせるようなメールなどが送られてくる場合もありますから絶対に信用してはいけません。

送金してしまったら完全に自分の資産は戻ってこないと思ってよいでしょう。(送金先のイーサアドレスは、事前にイーサスキャンでコメントなどをチェックしておきましょう)

・ウォレットはハッキングの可能性が非常に高い。

取引所やウエブウォレットは必ずリンクをよく確認しましょう。非常によく似たURLで、「.」だけが違っていたり1字少なかったり多かったりなど非常に巧妙な作りのURLも存在します。(ブックマークを使用することがおススメです。)

・公式ツイッターのフォロワーが極端に少ないICO案件はコメントなどをよく確認する。

ICOを行っていないプロジェクトがおすすめ。

・最初から、「配布されなくても仕方ない」くらいのスタンスで。

・聞かれても電話番号やパスワードは入力しない。

・秘密鍵は絶対に人に入力させない

・専用のメールアドレスを作成する。(gmail,yahoomailなど)

・バックアップが取れるアプリをとっておく。

この世に必ず儲かる話は存在しない

投資の共通点として投資資金の保証が無いということがあげられます。

仮想通貨の世界では当たり前に「詐欺に引っ掛かるかもしれない」という認識のもと事前の対策と見極めが非常に有効であり、余剰資産で行うことや、より確かな情報を取得し続けること、さらに自己責任のもと投資を行うことは基本です。

暗号通貨投資は高利回りの資産運用ともいえますが、その半面、常に詐欺やハッキングとの戦いです。

自分だけは大丈夫というような考えは非常に危険です。上手に対策をして安全な投資を行いましょう。