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個人の時間を売買する仮想通貨Time New Bank(TNB)とは?

時間資本をトークン化する「Time New Bank(TNB)」とは?

引用:TNBホワイトペーパー

Time New Bank(TNB)とは、個人の時間を市場で売買する事が出来る仮想通貨です。

そしてそのプラットフォームとなるのがM.I.T(Miao’A International Timechain)であり、そこで個人の時間をトークン化して自由に売買できる仕組を構築します。

そもそも個人の市場価値とは、何か目に見えるサービスだけではなく、その人の持っている「時間的価値」を数値化することで表すことができます。

個人が持っている時間の価値は人によって様々であり、同じ1時間でもあ、その時間を使ってあらゆる人に付加価値を提供出来る人もいます。

そして、そのような人の時間を「買いたい」といった潜在的需要は流動性が無いだけで実はたくさんあるはずです。

ですが、現在に至るまではその個人の時間資本を適切に数字として表して市場で流通させるような仕組や「時間の販売」と言ったような形式がインターネット上で具現化されるのは困難でした。

そこで、そのような仕組を具現化して形にしたのがTime New Bankです。

Time New Bankのプラットフォームとなる「M.I.T」とは?

引用:TNBホワイトペーパー

このTNBでは上述した「M.I.T(Miao’A International Timechain)」と呼ばれるプラットフォーム上で機能します。

このM.I.Tの特徴としては、以下のように市場が3段階に分かれている点が挙げられます。

  • M.I.T time commodity issuance platform(一次市場)
  • M.I.T time commodity exchange(二次市場)
  • M.I.T time asset exchange(三次市場)

まず個人の時間をトークン化して発行されるのが一次市場であり、その後発行済みトークンを市場に売り出しするのが二次市場です。

そして、最後に投資家が時間を売買出来る市場が三次市場です。
このような複数層の構造によってTNBによる個人の時間が流通する仕組となっています。

なお、M.I.Tプラットフォームの最初のエコシステムとなる「MiaoA」では、実際にアメリカ大統領のドナルド・トランプや、「株式投資の神」とも呼ばれるウォーレン・バフェットといった大物有名人が存在しており、彼らの時間を投資家は購入することが出来ます。

Time New Bank(TNB)の特徴

引用:TNB公式サイト

個人の時間やスキルをトークン化する

Time New Bankでは上述した通り、個人のあらゆるスキルを時間価値で測定して数値化します。

これによって数値化されて発行した個人のトークンは上述した二次市場、三次市場で流通し、投資家はそのトークンを買ったり、他人に売却することができます。

ブロックチェーン技術を使用して価値を算定

TNBではブロックチェーン技術を使って時間の売り手の時間価値を算定し、買い手に正しい情報を提供します。

この根幹となるブロックチェーン技術によって正しい時間価値を売買できるプラットフォームが作られます。

Time New Bankと日本のTime Bankとの違い

なお、このプロジェクトは日本のメタップスが展開する「Time Bank」と名前もサービス内容も似ていますが、両者の違いは価格形成にブロックチェーンを用いているかどうかであり、このTNBはブロックチェーンを駆使してグローバルに、且つ公平な価格形成をしています。

なお、TNBでは上述した二次市場や三次市場と言った複層構造での時間売買ができる特徴もあり、その点がTime Bankと異なっています。

Time New Bank(TNB)を扱う取引所

引用:coinmarketcap

上記の図の通り、現在TNBが上場している取引所は主に「Huobi」や「Binance」となっています。

Huobiは香港の大手取引所であり、他のアルトコインも種類豊富で日本語にも対応している優れた取引所です。

一方Binanceは世界最大級の取引所であり、手数料が0.1%と安価でHuobiを超えたアルトコインのラインナップがあります。

Time New Bank(TNB)の課題点

以上がTNBについてでしたが、このTNBは課題もまだまだあるでしょう。

まず、TNBでは「時間の売買」という性質上、時間の売り手は本質的価値を生み出そうとするとなると、どこまで行っても「時間の切り売り」しかできないという点です。

そもそも自分の時間に高い価格が付くようなプライヤーは、時間の切り売りをする必要が無いのでないかと筆者は感じます。

よって既に有名人であるような人以外の市場をどれだけ作っていけるか課題となりそうです。

なお、もう一点は投機目的の過度な需要による「タイムバブル」が起こってしまう恐れがある点です。

かつては、チューリップの球根一つが東京の家一軒買える程の値段で取引されるような「チューリップバブル」が起こりました。

そのように、時間の売り手の時間価値が数値化されるのは良いですが、その数値が形式的に膨らみ続けると個人の時間で簡単にバブルが起きてしまいます。

Time New Bank(TNB)の今後

現在、ICOトークンの法的な位置付けが世界的に見直されていますが、それら諸々も考慮すると、TNBが一般的になるまではまだ時間がかかるのではないかと筆者は考えています。

しかし、今までは価値を数値化出来なかった部分を数字にして流動性をを高めることができるのがブロックチェーンを用いたトークンエコノミーの醍醐味です。

この革新的な仕組やアイデア自体は、とっても将来性があるでしょう。

TNBはまだまだ全体的に情報が薄いですが、焦らずじっくりと技術とプロジェクトを育てていくべきでしょう。