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仮想通貨NULS(ナルス)とは?企業が独自のDappsを構築出来る仕組み

仮想通貨NULS(ナルス)とは?

引用:NULS公式サイト

NULS(ナルス)とは、ビジネスの分野でブロックチェーンの使用や導入を簡単にし、企業の開発コストを大幅に削減させる為のプロジェクトです。

ブロックチェーンは革新的な技術ではありますが、その反面使用に不便を感じたりユーザーの利用に不可欠な「簡単」「便利」「高機能」の3点全てを同時に実現することが困難であるといった問題点があります。

そこでNULSは企業が自由にカスタマイズが可能なパブリックブロックチェーンを構築できるようにし、各企業の分散型アプリケーションDappsをブロックチェーン上に自由に導入してもらうことをミッションとしています。

では、以下より具体的にNulsの特徴について見ていきます。

NULS(ナルス)の特徴

ユーザーへの使いやすさを提供

企業がブロックチェーンの開発を自社で取り入れるにあたり、その技術内容は複雑で理解に時間がかかると同時に、ブロックチェーンの開発が出来る人材を雇い入れる為にはその希少性からかなり高額となってしまいます。

そのような企業の悩みを解決する為、NULSではより使いやすく簡単なブロックチェーンシステムを企業へ提供します。

マルチチェーン構造

引用:NULS公式サイト

NULSブロックチェーンでは複数組み合わせが可能なマルチチェーンメカニズムがあります。

これによって自由にアプリケーションを構築したサイドチェーンを作ることができ、NULSのメインブロックチェーンと結合することが可能です。

独自のコンセンサスアルゴリズム「プルーフオブクレジット(PoC)」

引用:NULS公式サイト

Nulsでは、毎年500万NULSがマイナー報酬として発行されるのですが、NULSでは独自のコンセンサスアルゴリズムである「プルーフオブクレジット(PoC)」を採用しています。

このPoCはPoSに似た仕組みなのですが、その違いは「クレジットスコア」に基づいてネットワークに承認される点です。

なお、クレジットスコアの評価方法は以下です。

「クレジットスコア=キャパシティスコア+デュティスコア」

キャパシティスコアはノードのこれまでの累計ブロック生成数によって算出され、デュティスコアは過去違反などで正しく生成されなかったブロック数の累計、つまりそのノードのマイナスポイントを算出します。

これらを合計して、最もブロック生成に適しているノードを承認者に抜擢するのがPoCアルゴリズムです。

既存のPoSではノードが一定量のトークンを保有していることで報酬を得られますが、PoCは一定のネットワーク内での「信用」を保有するノードが報酬を得られます。

多層のアプリケーションに対応

開発者はNULSのプラットフォーム上にある機能を使用してあらゆるDappsを構築することが可能です。

それはスマートコントラクトや上述したマルチチェーン、モジュール部分などを使って作成可能です。

NULSトークンの配分

引用:NULSホワイトペーパー(日本語版)

NULSプラットフォーム内で流通するNULSトークンはERC20ベースのトークンであり、上記の図のように主に4つの配給区分を持ちます。

1.エアドロップ

このNULSトークンのおよそ40%がERC20保有者にAirDropされたのですが、このエアドロップ配布は終了しました。

2.開発費

全体の20%は開発費に使用され、メインネットの開始以降はこれらのトークンの5%が20ヶ月間毎月アンロックされます。

3.コミュニティへの基金

開発費と同じくもう20%はコミュニティの構築に使用されますが、年間最大で400万NULSまでの使用に限られています。

4.ビジネス連携

また、同じように20%がビジネス提携に使用されます。これもコミュニティ基金と同じように年間最大400万NULSまでの使用に限られます。

Nulsを購入できる取引所

引用:coinmarketcap

NULSを購入出来る取引所は主にBinanceやBit-Zとなっています。

Binanceは世界最大級の取引所として有名所ですが、最近になってNULSはクレジットカードで仮想通貨が購入出来る「Indacoin」でも取り扱いが開始されています。

クレジットカードで仮想通貨を購入出来るサービスは日本でも停止されてきていますが、Indacoinのサービスを利用する事で給料日前だったり、手持ちに関係なくベストタイミングでクレジットカードを使って投資をする事ができます。

NULSのエアドロップ

引用:NULSホワイトペーパー(日本語版)

NULSは過去にNULS保有者に向けて「StarChain」のエアドロップを行いました。

合計20万のStarChainが配布されたのですが、配布の条件としてイーサリアム対応ウォレットにNULSが20以上保有されていなければなりませんでした。

このようにホルダーに対して無料で仮想通貨を配布するといった、一見美味しい話にも見えるエアドロップですが、最低限NULSを購入しておかなければならないという条件もあり、それらが偽アカウントだったりそれ自体がスキャム(詐欺)であった場合は結果的に損失を被る可能性もあるので注意が必要です。

また、取引所の「7EBIT」はNULS上場時に先着1,000人に限りエアドロップでNULSを配布していました。

これらのエアドロップはあくまで開発側のマーケティングなので、自身で配布を受け取るメリットが本当にあるかを見極めた方が良さそうです。

また、仮想通貨プロジェクトに関するスキャムの被害に遭わない為の対策として、以下の3点に注意しておきましょう。

  1. Google検索で上に出てくる広告は本物を装うフィッシングサイトが多いので、URL等をしっかりと確認する。
  2. フィッシングサイトによるエアドロップの可能性もあるので、運営元からの情報をしっかりと確認し、正しい情報を受け取るようにする。
  3. 秘密鍵は必ず他人に入力させないようにする。

NULSの将来性

引用:NULS公式ブログ

以上がNulsについてでしたが、企業と支援者の為のシステムを築くソリューションシステムの構築を目指しています。

そんなNULSでは公式ブログにて進捗レポートが定期的に公表されており、そこから技術的分野の開発状況、パートナーシップ、トピックなどを追うことができます。

中国の深圳で開かれたブロックチェーン首脳会議で表彰を受けたNULSですが、企業の簡易なブロックチェーン導入が実現すれば業界に価格破壊が起こるでしょう。

まず、既存のシステムをブロックチェーンにどのタイミングで入れ替えるのかが課題ですが、将来非常に楽しみなプロジェクトの一つです。