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仮想通貨Monero(モネロ)とは?その特徴やマイニングについて解説

Monero(モネロ)とは、どんな仮想通貨なのか

Moneroは2014年4月18日に流通が開始した仮想通貨で、表示される単位は「XMR」です。時価総額は2017年1月31日現在、第11位で時価総額は約1800億円を誇ります。

Moneroは匿名性を重視した仮想通貨で、一貫して「安全でプライベートかつ、追跡不可能な通貨」という目標を掲げています。Monero以外にも匿名性を特徴にしている仮想通貨は「Dash」「Zcash」があります。

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また、匿名性の高さは犯罪にも利用される可能性があり、多くの利用者の懸念事項になっています。匿名性の高い仮想通貨で懸念される大きな問題として「マネーロンダリング(資金洗浄)」が挙げられます。世界各国の仮想通貨取引所で身分証の提示が必要なのは、マネーロンダリングを防ぐためだとされています。

Moneroはその匿名性からダークマーケット(違法ドラッグや個人情報売買)での決済に利用されていました。そのような背景があってもMoneroはモットーを貫き続けています。その姿勢が評価されて、現在の時価総額にまで成長したのではないでしょうか?

Monero(モネロ)はビットコインを改良したもの

Moneroの仕様はビットコインの欠点を改良した仮想通貨になっています。特徴の一つが高速取引が可能だと言うことです。通常の場合、ビットコインは取引に最低10分以上かかります。これはビットコインのブロック生成が10分ごとに設定されているのが原因です。

それに対してMoneroはブロック生成時間を約2分と短めに設定しています。単純に計算するだけでもビットコインの1/5の時間で取引が可能だということです。

ブロックサイズの制限がない

ビットコインではブロックサイズが1MBの制限があり、年々増加する利用者に対してスケーラビリティが大きな問題となっています。Moneroではブロックサイズを特に制限されていません。無制限のサイズのブロックは作られないようなメカニズムが実装されているため、取引量に応じた最適化がなされています。

Monero(モネロ)はマイニングのハードルが低い

ライトコイン

ビットコインでは一部のマイナーがマイニングを独占している状態で、個人ユーザーがマイニングをするのは不可能に近くなっていますが、Moneroのマイニングは個人ユーザーでも参加可能な方式を採用しています。

各自の個人ユーザーが気軽にマイニングに参加できるのもMoneroの魅力になります。繰り返しますが、ビットコインや他の仮想通貨のマイニングはマイニングコストが高く、専用ハードウェア(ASIC)を用意するか、グラフィックボード(GPU)でマイニングをしないと採算が取れません。

また、Moneroのマイニングアルゴリズムは「CryptoNight」というアルゴリズムを使用しています。CryptoNightでマイニングを行う場合、一般のデスクトップパソコンでも十分可能です。

加えて、Moneroはマイニングの設定も簡単にできます。「MinerGate」と呼ばれるソフトを使えば、簡単にマイニングに参加することができるのです。

MinerGate

https://minergate.com/

MinerGateは残念ながら英語表記のみのソフトとなっておりますが、ソフトは比較的簡単に起動することが可能です。また、Monero以外にも「Litecoin」や「イーサリアム」のマイニングも可能なのはプラス要素です。

しかしながら、現状ではマイニングによる採算は、ほとんど取れないというのが実情です。日本は電気代が高くつくため、マイニングしたコインの価格が電気代を上回ることはありません。

参考までに私が1週間ほどPCを使いながらMinerGateを走らせてみたところ、約0.4ドルだそうです。これではどう頑張っても、間違いなく電気代の方がかかっています。

マイニングは採算が取れないのが「現状」です。なので、夢を掘るという考えで掘ってみるしかありません。Moneroの価格はこの1年で、1XMR当たり6.5ドルから95ドルと10倍以上に膨れ上がっています。

マイナーな仮想通貨をマイニングして、価格が上昇するのを楽しみに待つというのがマイニングの醍醐味なので、チャンレンジして見るのも面白いでしょう。

Monero(モネロ)の匿名性の仕組み

Moneroの匿名性の高さは「リング署名」と呼ばれる技術を改良した「ワンタイムリング署名」という仕様によるものです。ワンタイムリング署名とは、Moneroの匿名性のキモと言える部分でミキシング(混合)とワンタイムキーを組み合わせることで取引の追跡が不可能になります。

ここで、12.34XMRを送信する場合、それぞれ10+2+0.3+0.04に分解してミキシングを行い、送信者の特定を困難にします。その後、分解したXMRにそれぞれ署名を行って送信します。

最後にMoneroは、自分一人だけでも匿名送金が可能です。「ミキシング」と言う単語を聞くと他のアルトコインであるDashに似ているなと思った人もいるのではないでしょうか?しかしながら、Dashの場合は「マスターノード」に取引をミキシングさせる必要があり、自分だけでは匿名送金はできません。

Monero(モネロ)の今後の可能性

今回はMoneroの概要・特徴と、匿名性の仕組みや簡単にマイニングができることについて解説させていただきました。仮想通貨での匿名性はニーズがあり、Moneroはそのニーズにうまく応えられている仮想通貨だと考えています。

現在、Moneroはさらに匿名性を向上させるためのプロジェクトを複数進行しています。Moneroに関心を持った人は、今後の動向を注視しつつ、プロジェクト内容を理解した上で保有した方が良さそうですね。