草コイン

ディズニーが開発に関わった仮想通貨ドラゴンチェーンの特徴や将来性

ウォルトディズニーが創造した仮想通貨

 

Ethereum(イーサリアム)のブロックチェーン上で続々と新たな仮想通貨が発行されています。

そんな中、ウォルトディズニー(以下 ディズニー)によって開発された仮想通貨があることをご存知でしょうか。

2014年、ディズニーは独自の仮想通貨を発行するべく、ブロックチェーン技術の開発に取り組み始めました。

その仮想通貨こそ、Dragon Chain(ドラゴンチェーン)です。2016年にはオープンソース化することを決め、現在はディズニーの手を離れたと考えられています。

そこで、Dragon Chainとはどんな仮想通貨なのか、ディズニーが開発を始めた理由などについてご説明します。

ディズニーが開発したDragon Chainとは?

出典:https://dragonchain.com/

まずは、Dragon Chainの基本情報から確認していきましょう。

Dragonchainの基本情報

通貨コード

DRGN

公開日

201610

発行上限枚数

4億3千万枚

ホワイトペーパー

https://dragonchain.com/assets/Dragonchain_Business_Summary.pdf

公式サイト

https://dragonchain.com/

Dragon ChainERC20に準拠している仮想通貨です。発行上限枚数は約43千万枚としており、Bitcoin2,100万枚を大きく超えています。

そんなDragon Chainの特徴をメリットやデメリットの視点から見ていきましょう。

Dragon Chainの特徴やメリット・デメリット

Dragon Chainには、主に次の3つの特徴があります。

・一般的なプログラミング言語が使われている

・プライバシー保護機能の強化

・承認はEthereumマイナーによって行われる

まず1つ目の一般的なプログラミング言語(JavaC#Python)が使われていることにより、スマートコントラクトの開発に参加しやすくなります。

これにより、複雑なプログラミング言語の知識がなくても、スマートコントラクトの開発が可能となっています。

ただ、残念ながら現在においてはプラットフォームが完成しておらず、2018年内を目途に実装する予定です。

現実的な利便性がどうなのかが評価できない点は、Dragon Chainの現時点でのデメリットと言えるでしょう。

2つ目の特徴として、プライバシー保護機能の強化が挙げられます。

Dragon Chain のベースとなるEthereumは、認証アルゴリズムにPoWProof of Work)を採用しています。

PoWはネットワーク上で取引に関する全ての情報が公開されているため、セキュリティ面で脆弱性が言及されています。

そのため、Ethereumは、PoWよりもセキュリティの高いPoSProof of Stake)への移行を進めています。

一方、Dragon Chainはプライベートチェーンの併用によって、Ethereumよりもプライバシー保護性能が強化されています。

取引自体は既存のパブリックチェーンによって行われ、個人情報などの詳細は独自のプライベートチェーンによって保護されているのです。

3つ目の特徴はEthereumマイナーによって承認が行われている点です。そのため、Dragon ChainEthereumの影響を受けやすい仮想通貨であることが分かります。

つまり、良くも悪くもEthereumに依存していることがメリットでもあり、デメリットでもあるのです。

なぜディズニーは仮想通貨を開発したのか?

ディズニーが仮想通貨市場への参入を始めたのはDragon Chainが初めてではありません。

なぜなら、2014年にはディズニー主催のブロックチェーン会議でブロックチェーン結婚式が執り行われていたことからも納得できます。

ブロックチェーン結婚式では、ブロックチェーン上に新郎新婦の宣誓が直接書き込んだり、婚姻証明書を記録したりすることで、ブロックチェーン上に永久保存されます。

最近では、ディズニーワールド・リゾートでマジックバンドが導入されており、ホテルのオートロックからディズニーグッズなどの購入に活用されています。

このように、ディズニーは常に先進技術を取り入れる仕組みづくりを行ってきました。

Dragon Chainに関しても、いち早くブロックチェーンへの可能性を見出していたからこそ、開発を始めたのでしょう。

さらに、ディズニーワールドなどの園内で使用できる独自通貨を想定していた可能性も捨てきれません。なぜなら、Dragon Chainは多通貨に対応しているためです。

仮に、独自通貨として導入すれば、海外からの観光客がUSドルに替える手間を省くことはもちろんのこと、チケットやグッズなどの購入手続きも効率的に行えることでしょう。

DRGNの特徴と使用用途

DRGNの特徴は、ビジネス向けのプラットフォームとして開発が進められているという点です。

例えば、次のような使用用途が挙げられます。

・スマートコントラクトの作成

・スタートアップ企業の支援

DSSポイントを活用したICOへの参加

スマートコントラクトについてはDragon Chainの特徴でも挙げた通り、Javaなどの一般的なプログラミング言語によって容易に作成することが可能です。

スタート企業の支援では、新規プロジェクトのアーリーアクセスとしてDRGNを活用することができます。

また、資金調達のためのICOの立ち上げには、DRGNの保有量に応じて入手できるDSSポイントにより、Dragon Chainを活用したICOへの参加費用を安く抑えられます。

Dragon Chainの価値アップには大手取引所への上場にあり

Dragon ChainBINANCEBittrexなどの大手取引所では取り扱いがありません。現在、取り扱いがある取引所はKucoinで全体の9割を占めています。

他には、Gate.ioBancor Networkといった取引所で取り扱いがあります。

Dragon Chainが今後、価値を高めるためには、上記で挙げたような大手取引所への上場は避けられないでしょう。

ただ、この課題が解決されるのは時間の問題かもしれません。なぜなら、既にBINANCEが行ったユーザー投票ではDragon Chainの上場を願う声が多数あるためです。

BINANCEは取引手数料が0.1%と安く、取引に独自コインであるBNBを使用することにより、さらに手数料が安くなるため、投資家に非常に人気のある取引所です。

そんな世界有数の取引高を誇るBINANCEへの上場が決まれば、Dragon Chainの価値が高まる可能性を大いに秘めていると言えるでしょう。

ロードマップから読み取るDragon Chainの将来性

出典:https://dragonchain.com/roadmap/

Dragon Chainのロードマップによれば、2018年内にはプラットフォームが完成する予定です。

これに加え、BINANCEなど大手取引所への上場が決定すれば、さらに注目度が高まっていくことが予想されます。

開発を開始したのがディズニーという点でも、多くの投資家が大手取引所への上場とプラットフォームの完成を期待していることでしょう。

また、ディズニーは開発から手を引いていますが、下記の画像のようにディズニーのオープンソースに関する公式サイトには、しっかりとDragon Chainが記載されています。

出典:https://disney.github.io/

ディズニーとDragon Chainは今でも繋がりがあるという何よりの証拠と言えるでしょう。

このように、ディズニーと関連が高いDragon Chainへの信頼を高める投資家も多くなり、今後、価値を高めていくことが予想されます。

Dragon Chainのプラットフォーム完成が今から待ち遠しいですね。