アルトコイン/altcoin

スーパーノードとハーベスティングとは?NEMで不労所得が得られる仕組み

仮想通貨NEM(ネム/XEM)とは?

想通貨NEM(ネム/XEM)とは、2014年に「Bitcointalk」のフォーラムで立ち上がったブロックチェーンプラットフォームです。
その名前は「New Economy Movement(新しい経済運動)」の頭文字を取った略であり、現在は仮想通貨の時価総額第14位に位置する大型のコインです。
2018年1月に起こったコインチェックのハッキング事件にて話題となったNEMですが、不労所得が得られる「ハーベスティング」そして「スーパーノード」といった独自のアルゴリズムがあります。
では、以下よりそのアルゴリズムの特徴や仕組みを、

  1. プルーフオブインポータンス
  2. ハーベスティング
  3. スーパーノード

の順に見ていきましょう。

NEMで用いられるプルーフオブインポータンス(PoI)

NEMでは「プルーフオブインポータンス(PoI)」というコンセンサスアルゴリズムを採用しており、PoWやPoSとは異なる性質と報酬形態を持っています。
まずPoWは、マイナーが専用のマシンを使って複雑な計算を解く事で報酬が得られる仕組みとなっています。

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一方、PoSはその通貨の「保有量」と「保有期間」によってマイニングの難易度が決まり、通貨をより大量に長期間保有している人ほど報酬が得られます。

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そしてPoIはそれらとは異なっており、PoSの「通貨保有量×通貨保有期間」に加えて「通貨の使用頻度」も考慮されてマイニングの難易度が決まります。
このアルゴリズムは通貨を多く長く保有するだけでなく「通貨をどれだけ市場で流通させているか」も重要となり、よりNEMのネットワークに貢献した人に報酬を与える仕組みとなっています。

それがNEMの根底にある思想である「富の分配」を創り出すのです。

ハーベスティングとは?報酬が貰える条件について

NEMのプラットフォームでは、取引が行われる際に利用者が取引の承認手数料を支払う必要があるのですが、その手数料を承認者が受け取る事を「ハーベスティング(収穫)」と呼んでいます。
これはPoWなどの「マイニング」にあたる部分とニュアンスは同じであり、NEMプラットフォームでは1分に1回ハーベスティングが行われる仕組みとなっています。

そして誰がこのハーベスティングを行って報酬を得られるかは上述したPoIのアルゴリズムで決まり、その後ランダムに報酬が割り当てれらます。
このハーベスティングを行う為の条件ですが、まず10,000以上のNEMを保有しておく必要があり、2018年5月現在の価格で(1NEM=35円)計算するとおよそ35万円となります。

これは一見高額にも見えますが、ASICといった専用マシンを使ってマイニングをするビットコインのPoWよりも参加のハードルが低いと言えるでしょう。

不労所得を得られるNEMの「スーパーノード」とは?

以上のアルゴリズムから、ある必要条件を満たすノードは「スーパーノード」になることができます。
スーパーノードとは、NEMブロックチェーン内で特に重要度の高い高性能なノードの事です。
このスーパーノードはNEMのプラットフォームを支える重要な役割を担っており、スーパーノードになることによって毎月報酬を得ることができるのです。

なお、スーパーノードになる為の必要条件は以下の図の通りです。


引用:NEMの説明書

図にも記載の通り、まずこのスーパーノードになる為には保証金として300万NEMを保有しておかなければなりません。つまりそれは現在の時価でおよそ1億円となります。
ハーベスティングの条件が最低10,000NEMの保有でしたが、更にハードルが高いのがこのスーパーノードとなり、それは言わば他のノードを取りまとめる代表的なノードと言えます。

スーパーノード報酬の詳細と今後

このスーパーノードの報酬には1日の予算が予め決められており、それが1日に14万NEMまでとなっています。

この14万NEMが既に動いているスーパーノードに割り当てされるのですが、2018年2月時点でスーパーノードは毎日300NEM程でが付与されています。
それを2018年5月現在の価格で(1NEM=35円)計算すると毎月およそ30万円が報酬として付与される事となりますね。

これを年間で換算すると30万円×12ヶ月=360万円となるのですが、投下した1億円を回収しようとした場合、NEMの価格変動を考慮せずに考えるとおよそ27年もかかる計算となります。

ですが、この報酬はいずれ尽きて無くなるようになっており、それが2〜3年後と言われています。
これはビットコインのマイニングにも報酬の上限があるのと同じであり、いずれは利用者からのトランザクション手数料のみがノードの報酬として充てられるようになります。

つまり最終的にNEMのネットワーク内が現在よりも活発になっていなければスーパーノードは損をしてしまいます。

スーパーノードの将来性

以上がNEMのスーパーノードとハーベスティングについてでしたが、NEMは現在30円台にまで値下がりしており、ピークだった1NEM=90〜100円台の頃とは相対的に割安となっています。


引用:coinmarketcap

当然ですが将来価値が現在よりも値上がりすると考えれば、早い内にスーパーノードになれば高い利回りが期待できます。

将来価格が上がればスーパーノードになる難易度は上がるので、そこをどう見るかでしょう。
なお、最終的にスーパーノードはNEMネットワーク内のトランザクション手数料が収益源として落ち着くようになるので、いかにNEMネットワークの動きを維持するかが肝となります。

よってNEMは、このスーパーノードを誘致しなければ将来的に厳しくなるでしょう。
報酬が無くなりスーパーノードの金銭的インセンティブが低くなってしまうと、スーパーノードが市場から退場してNEM全体で大暴落を起こす可能性もあるからです。
なので、今後NEMは一層実需を創り出していく必要があるでしょう。