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仮想通貨Ambrosus(AMB/アンブロサス)とは?その特徴と将来性

仮想通貨Ambrosus(AMB/アンブロサス) とは?


引用:Ambrosus公式サイト

Ambrosus(AMB/アンブロサス) とは、食品や医薬品のグローバルなサプライチェーンを透明化して、安全に消費者まで届けることを目的としたブロックチェーンプロジェクトであり、そこで流通する仮想通貨がAMBです。

このAmbrosusではブロックチェーン技術を駆使して分散型のマーケットを創り出し、センサーによって商品や発注などのデータを管理することができる、といったまさに「次世代サプライチェーン」と呼べるプロジェクトです。

では、以下より既存のサプライチェーンは何が問題なのか、そしてAmbrosusはどのような問題解決をするのかを見ていきましょう。

既存のサプライチェーンの問題点

そもそもサプライチェーンとは、生み出された製品が消費者の手に届くまでの一連のプロセスの事ですが、このプロセスは消費者にとって極めて不透明であり、私達が口にしている食料や医薬品の生産過程を確かめることは困難です。
サプライチェーンは「原材料調達」「生産管理」「物流」「販売」といった主に4つのフェーズに分かれますが、このプロセスにおいて、生み出された「モノ」は生産者から消費者へと流れるので、その間で情報を歪めることが簡単に出来てしまいます。
よって私達は実際にどのような物を口にしているか分からず、もしかすると体に良くない物を摂取しているかもしれないのです。

そもそも食料や医薬品は生活していく上で日常的に口にするものであり、最も衛生上注意しなければならないものです。
それにも関わらず、それが「どこで作られたのか」「何が含まれているのか」が不透明となっているのが現状なのです。
また、既存のサプライチェーンのプロセスは様々な業者が複雑に入り組んでいるので、製品の管理方法はそれぞれ異なっており非効率な状態と言えます。

 

日本で起きた改ざんニュースの事例

このようにサプライチェーンが不透明である事から、日本でも消費期限や産地の改ざんに関するニュースが相次いでいました。

例えば、2007年には高級料亭の「船場吉兆」が、採算重視の為に賞味期限切れの商品の表示を偽装したり、生産地を偽ったりする不祥事を起こしました。
これは消費者と生産者の間に情報の非対称性があるからこそ起こってしまった事であり、このような事が簡単に出来てしまっては、消費者は偽装された食品を日常的口にしてしまう恐れがあるのです。

Ambrosusエコシステムの特徴


引用:Ambrosus公式サイト

では、上述したサプライチェーンの課題から、Ambrosusはどのような問題解決をするのか見ていきましょう。

直接取引が可能なサプライチェーン2.0

Ambrosusでは既存のサプライチェーンを破壊し、生産者と消費者を直接繋いで取引を可能にする「サプライチェーン2.0」を展開します。
これによって既存サプライチェーンの中で介在していた複雑な仲介業者を排除して、小さな農家でも消費者と直接繋がれるようになる土台を構築します。

センサーシステム

Ambrosusネットワーク内では強固なIoTセンサーをはじめ、バイオセンサー、食品追跡モニターなどが搭載されています。
これによってリアルタイムに食品を追跡する事が可能となり、問題点となっていた品質や生産環境等を消費者がチェックすることができます。

また、独自のIDを用いて改ざん不可能なメカニズムを設定するので、不具合や偽造があればすぐに発見して対処する事も可能です。

分散型汎用性

このAmbrosusは全てのデバイスでの相互運用が可能となっており、スマートフォンからタブレット、そしてPCといった全てのデバイスで情報を閲覧したり取引をする事が可能です。
このように情報へアクセスする為の入り口を増やす事で、消費者もその情報を受け取りやすくなります。

スマートコントラクトの実装

Ambrosusではスマートコントラクトが実装されており、執行条件を予め設定しておく事で商品が特定の条件を満たしているかどうかの確認ができます。
このようにスマートコントラクトで一定の基準を定める事で、「保存温度」「湿度」などといった条件が継続的に整っているかを管理する事ができるのです。

プラットフォーム内で流通するAMB(アンバー)トークン

AmbrosusネットワークではERC20ベースの独自トークンである「AMB(アンバー)トークン」が流通します。
このAMBトークンはシステムの使用料や製品の購入などで利用され、プラットフォーム内での燃料通貨的役割を果たします。
また、上述したセンサーを利用して得られる食品や医薬品のリアルタイム情報や、サプライチェーンの情報を追跡などは、このトークンを用いる事で確認できます。

Ambrosusのロードマップ

なお、Ambrosusの直近のロードマップは以下の通りです。

2018年5月

ネットワーク内で売買ができるマッチングプラットフォームの立ち上げ

2018年6月

センサーシステムのリリース、Ambrosusの技術と相互運用するIoTセンサーの発売

2018年夏

Ambrosusと互換性を持つ改ざん防止ソリューションを用いた概念の証明、バイオセンサーのプロトタイプのリリース

以上のロードマップを見ると、今年の夏頃までにはプラットフォームが立ち上がり具体的なソリューション製品がリリースされる見通しとなっています。
また、2018年の秋から冬にかけてはメインネットワークが立ち上がり、ビットコインやリップルのブロックチェーン上で動作可能なフレームワークがリリースされる予定となっています。

Ambrosus(AMB)を購入できる取引所とチャート


引用:coinmarketcap

Ambrosusを購入できる取引所は「Binance」「RightBTC」「HitBTC」などであり、大半がBinanceでの流通となっています。
なお、Binanceは世界最大級の取引所であり、取引手数料も0.1%と割安なのでおすすめ出来る取引所です。

そして下記チャートの通り、昨年2017年12月から2018年1月にかけてはおよそ8倍の高騰を魅せました。


引用:coinmarketcap

その後は2018年4月から5月にかけては3倍程高騰しましたが、現在は右肩下がりの進捗となっています。

そして現在Ambrosusの時価総額は2018年5月現在第182位となっており、その規模はおよそ80億円です。

Ambrosusの将来性

以上がAmbrosusについてでしたが、他にもサプライチェーンやIoTの市場を囲い込もうとしているブロックチェーンプロジェクトは多く存在しています。

例えば現在時価総額が54位のウォルトン(WTC)はIoTを駆使して製造と流通、管理をスムーズかつ透明に行うというコンセプトを持っており、他にも時価総額16位の中国のVeChain(VEN)もサプライチェーンの問題解決や製品の偽造を防ぐ為のプロジェクトを展開しています。

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一方でAmbrosusは現在時価総額が182位であり、上の2つのプロジェクトとは相対的に規模は劣ります。
Ambrosusは食料や医薬品に特化したプロジェクトなので、そこでどう他のプロジェクトと差別化するかでしょう。

ブロックチェーンは不正のインセンティブが働かないように設計されていますが、あくまで「設計」がされているだけで、それが必ずしも不可能ではありません。
今後ブロックチェーンで「確実」に不正を無くし、Ambrosusが不正ゼロのサプライチェーンを創る事ができるかに期待が集まります。