ビットコイン(Bitcoin/BTC)

2018年ビットコインの価格予想は?著名人やAIが読み解く今後の展望

ビットコインの大暴落は始まりにすぎない

仮想通貨元年となった2017年、ビットコインは世界に与える影響の大きさを証明しました。

国内外では億り人が誕生し、仮想通貨への期待がさらに高まったのは紛れもない事実でしょう。

しかし、同年末には220万円程度にまで価格をのばしたものの、80万円程度まで大暴落することになったのです。

一部の専門家の中には「ビットコインは終わった」「バブルが弾けた」と仮想通貨の終わりを告げるような声も多数あがりました。

では実際に、ビットコインは価値を大きく下げ、バブルが弾けたのでしょうか。

2018528日現時点では、約79万円の価値を維持しており、ビットコインへの信頼性や将来への期待が損なわれていないことがこのことからも納得できるはずです。

そればかりか、新たな仮想通貨やトークンが誕生し、仮想通貨市場はこれまでにない賑わいを見せています。

つまり、ビットコインの大暴落は仮想通貨市場の成長の始まりにすぎなかったのです。

そこで今回は、気になるビットコインの今後について、専門家はどのような予想を立てているのか、価格は上がるのか、下がるのかについて明らかにしていきます。

ビットコインの発行枚数とマイニングの今後

ビットコインは20185月現在で、全体の8割を占める約1,700万枚がマイナーによって採掘されました。

ビットコインの総発行枚数は既に2,100万枚とプログラムに組み込まれているため、それ以下でもそれ以上にも変化することはありません。

全てのビットコインが発行されるのは2140年とされており、残りわずか5分の1(約400万枚)を120年余りの時間を用いて発行していくという訳です。

なぜ、ビットコインは1世紀以上もの時間を要して発行するプログラムが生み出されたのでしょうか。

それは、ビットコインを市場への流通量を増やすことはインフレを引き起こし、やがてその価値を著しく損なうリスクがあったためです。

ビットコインはマイニング報酬として発行する枚数は徐々に半減させていくことで、市場におけるビットコインが飽和状態になることを避け続けることができたのでしょう。

Satoshicoinが見出す無限の可能性

ビットコインは、発行枚数が無制限のイーサリアムや1,000億枚のリップルに比べ、発行枚数が2,100万枚と少ないことがよく分かります。

一見、発行枚数が少なすぎると思いがちですが、Satoshiという最小単位があることにより、ビットコインは無限の可能性を手にしているとも考えられるのです。

なぜなら、1Satoshi1億分の1であり、仮にBTC1億円の価値となった場合でも1Satoshiつまり、1円単位での利用が可能だということです。

ビットコインは既存の電子決済の課題とされる少額での決済を可能にする目的をもって誕生した仮想通貨です。

だからこそ、ビットコインは総発行枚数の増減をせずに、世界中の人に利用されやすい最小単位のSatoshiを同時に存在させたのでしょう。

そして、Satoshiによって、ビットコインの活用方法は無限にも可能性が広まったと言えるわけです。

ビットコインが抱える課題と今後の展望

ビットコインは仮想通貨史上初となる大暴騰と大暴落を経験しました。一時は、その存在自体が危ぶまれましたが、現に仮想通貨時価総額ランキングでは常に王座に君臨しています。

そんなビットコインですが、全く問題点がないという訳ではありません。

ビットコインが抱える3つの課題

ビットコインが主に指摘されている問題点は以下の3つが挙げられます。

PoWが抱える承認の遅さ

・スケーラビリティ問題

51%攻撃

PoWProof of Work)はビットコインのコンセンサス・アルゴリズムで、マイニングの方式を指しています。

PoWが抱える課題は、取引の承認に約10分もの時間が必要なため、決済や送金に時間がかかるという点です。

1つのブロックには4,000件程度しか記録できないため、その件数を遥かに超える取引が行われれば、送金などの処理が遅れるのは明らかです。

次に、スケーラビリティ問題ですが、これは取引データを記録するブロックサイズが1MBと固定されていることにあります。

ブロックサイズを超える取引量があると、1つのブロックサイズでは取引データが記録しきれなくなります。

これにより、承認を待つ件数が増えていき、決済や送金を終えるまでに数時間~数日間の時間を要してしまうのです。

そして、51%攻撃とは、マイニングで使用される機械の計算処理能力が51%以上を占めることで、改ざんや特定の承認を妨害されるリスクがあることを指しています。

これまで、一部のマイナーが50%を超えることはないと考えられてきましたが、あるマイナーの掲載処理能力が50%を超えそうになったことで、この問題が浮き彫りになりました。

このように、これらの課題をクリアしないことには、ビットコインが抱える課題をクリアしていった仮想通貨に追いつかれ、追い越される日がくるのは間違いないでしょう。

ビットコインが信頼性を高く維持するために

ビットコインが今後も高い信頼性を保っていくためには、上記で挙げた課題をクリアしなければなりません。

ここでは、ビットコインが抱える課題をクリアするために必要な要素について明らかにしていきます。

まずは、PoWが抱える承認の遅さについては、1つのヒントとなるのがライトコインの存在です。

ライトコインはビットコインの承認までにかかる時間を2分半程度の短縮することに成功しました。

これは、PoWで使用される計算アルゴリズムを変えることによって、承認スピードを早めることができたのです。

また、イーサリアムは現在PoWですが、PoWの抱える課題をクリアするために、PoSProof of Stake)への移行を予定しています。

他にも、承認スピードが1分といった速さを誇る仮想通貨も誕生してきているため、ビットコインとしては巻き返しを図りたいところです。

次に、スケーラビリティ問題についてはセグウィット(Segwit)の導入によって、ブロックサイズは既存のままで記録する取引データを圧縮して、問題解決の糸口を探っています。

そして、51%攻撃の解決策としては、PoSの導入が挙げられます。

PoSのマイニングでは、仮想通貨の保有量によって報酬が決まるため、ビットコインのように計算処理能力によって全体の51%以上がコントロールされる可能性が断然低くなります。

仮に、51%攻撃が可能な状態になったとしても、実際に仮想通貨の価値を下げることを行えば、保有している仮想通貨の価値はなくなり、膨大な資産を自ら崩壊させるようなものです。

自分の資産を投げ打ってまで51%攻撃を行うメリットはないというのがPoSを推奨する理由の1つと言えるでしょう。

ビットコインは世界で最も時価総額が高い仮想通貨です。今後も続々と、新たな仮想通貨が誕生していけば、ビットコインの脅威となる存在も現れることでしょう。

ビットコインが高い信頼性を保っていくためにも、これらの課題をクリアしていくことは必要不可欠なのです。

2018年を占うビットコインの今後の予想

2018年は早くも1年の折り返し地点を過ぎようとしています。年初はビットコイン市場が大暴落し、信頼を取り戻すのに必死な状況でした。

しかし、実際にはビットコインへの信頼はそう多くは失われておらず、徐々にその価値が高まりつつあります。

2018529日現時点のビットコインは、下記のチャートのように776,066円を維持しています。

参考:https://www.coingecko.com

時価総額ランキングでは、ダントツ首位に立っています。

参考:https://www.coingecko.com/ja

ビットコインは世界で最も価値が高い仮想通貨で、日本は世界一のビットコイン市場を展開しています。

世界では仮想通貨への規制を強めていく国も多数ありますが、日本においては金融庁によって取引所の規制や監視を行っているため、安全に取引を行えるようになることでしょう。

マウントゴックス事件やNEM流出事件によって不信感を抱いた人も、ビットコインを始めとする仮想通貨への信頼が回復されることが予想されます。

それにより、ビットコインへの投資を始める人も増えていくことでしょう。

現時点で前向きな予想ができるのも、2年後の2020年には東京オリンピック・パラリンピックが控えているためです。

2020年に向けたビットコインの今後の予想

2020年、56年の長い歳月を経て、再び東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。国内ではそれに先立ち、ビットコイン決済を取り入れる店舗や企業が増えています。

これにより、通貨をわざわざ日本円に替える手間も省け、容易にショッピングや食事が楽しめるようになります。

何より、日本は世界でも早いうちから仮想通貨を容認する姿勢を見せており、法整備も積極的に行ってきました。

恐らく、これは2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、アニメーションやゲーム、音楽などの配信の決済に仮想通貨を活用していく目論見があるのかもしれません。

日本のアニメーションやゲーム、昨今では80年代に流行したシティミュージックが再評価され、世界の音楽通に人気を高めています。

こうした日本の文化や伝統を世界へアピールするためには、4年に1度の祭典は絶好のチャンスと言えるでしょう。

そして、そこにはビットコインの大きな存在があると信じて止みません。

著名人によるビットコインの今後の価格予想とは?

ビットコインの今後を予想する意見には賛否両論あります。

現に、2018年末には200万ドルを超えると予想する専門家もいれば、市場価値が1,240億ドルから770億ドルに暴落すると報告書を発表した研究者もいます。

どのような予想をしているのか、確認しておきましょう。

高的中率を誇るウェブボットの価格予想

まずは、これまで予想したことが高い確率で的中している予測AIのウェブボットの予想から見ていきましょう。

ウェブボットは、次のように今後の予想をしています。

・仮想通貨市場が全体的に上昇傾向を見せる

20185月から過去最高値を更新する

2018年夏頃、ビットコインは世界で注目を集める

2018年秋頃、1BTC220万円を超える

2018年末、1BTC1,100万円に到達する

ウェブボットはこれまでビットコインの価格の急騰やアルトコインの上昇、世界同時多発テロなどを的中させる実績もあります。

もちろん、100%予想が的中とまではいきませんが、ソーシャルネットワークなどインターネット上にある人の感情をデータ化することで、的中率が高いのだと考えられています。

著名人によるビットコインの価格予想

2016年、SMBC日興証券と国内独占契約を締結したことでも知られる米調査会社のファンドストラット社トーマス・リー氏は、次のように予想しています。

2018年末までに25千ドル(約270万円)に到達する

2022年までにビットコインは125千ドル(約1,360万円)に

参考:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1804/17/news082.html

参考:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-18/P2RVOD6TTDS001

また、仮想通貨市場に大きな発言力を持つジョン・マカフィー氏は2020年までに100万ドル(約1億円)に到達することを自身のTwitterで予想しています。

このように、ビットコインの将来は明るいと予想する人もいれば、異なる立場からビットコインに対して価値が下がると予想する人もいます。

IMF(国際通貨基金)の元チーフエコノミストであるハーバード大学教授のケネス・ロゴフ氏は、CNBCテレビの取材で次のように予想しています。

2028年頃にはビットコインが100ドル(約1万円)で取引される

参考:https://jp.sputniknews.com/business/201803094654540/

さらに、スイスのチューリッヒに拠点を置く研究者グループは、「メトカーフの法則」に基づき、次のように予想しています。

・ビットコインの市場価値が1,240億ドルから2018年末には770億ドルに落ち込む

メトカーフの法則とは、1980年代のイーサネット創始者のボブ・メトカーフによって提唱された理論で、ネットワークの価値はノード数の2乗に比例するとしています。

参考:https://jp.sputniknews.com/business/201803094654540/

このように、ビットコインの今後の価格予想は賛否両論あり、どちらが正しいとは言い切れないのが実際のところでしょう。

エリオット波動理論から読み解くビットコインの今後

出典:http://www.daiwa.jp/glossary/YST0148.html

経済や金融において、専門家が価格変動を分析する方法の1つにエリオット波動理論というものがあります。

このエリオット波動理論とは、アメリカ株式のアナリストとして知られるラルフ・ネルソン・エリオット氏によって生み出された株式のチャート分析理論です。

ビットコインのチャートと比較すると、過去最高額を記録した201712月のイナゴタワーを上記の第1波とするのであれば、ビットコインは最高額を更新していくことでしょう。

しかし、第1波ではなく、第5波と分析すれば、ビットコインは今後下降していくと予想できるのです。

さらに、ビットコインの未来は明るいと高評価する人と低評価する人には、それぞれの置かれた立場が予想にも関係しているのだと考えられます。

ビットコインや仮想通貨に積極的に投資をしている人は、前向きな姿勢を見せるのは当たり前のことです。将来性を感じるからこそ、価値が高まると考える訳です。

一方、銀行など金融機関に係る人や企業からすれば、ビットコインの存在は脅威に感じているからこそ、否定的な予想をしているのでしょう。

ビットコインの信頼は今後も続く

世界では仮想通貨に対し、厳しい規制を強める一方ですが、その背景には国家主導の下で国内の仮想通貨市場を掌握したいといった思惑が隠れています。

日本やアメリカを始めとする先進国の多くは、仮想通貨への規制を強化するものの、基本的には容認する姿勢を崩していません。

ビットコインは仮想通貨の中でも最も歴史が古く信頼は高いため、今後もその信頼は揺らぐことがないと言えるでしょう。

最後に、TwitterCEOであるジャック・ドーシー氏がニューヨークの「コンセンサス2018」で語った予想をご紹介します。

ドーシー氏は「最終的には世界の通貨やインターネット上の通貨は1つになり、ビットコインがその役割を担う」と予想しています。

参考:https://www.thetimes.co.uk/article/bitcoin-will-become-the-worlds-single-currency-tech-chief-says-66slm0p6b

10年以内というのは考えにくくいですが、個人的には「ビットコインが世界共通通貨になる」という点では、ドーシー氏の意見に1票を投じたいと思います。

今後、ビットコインがどのような値動きを見せるのか、世界中が注目することでしょう。