ビットコイン

ビットコインは儲かるマネーゲーム?儲けていた方法を徹底解剖

マネーゲームとなったビットコイン

2017年のビットコインは1年で約14倍に膨れ上がりました。

「ビットコインで儲かった」「億り人になった」と、こんな話を聞くと、ビットコインを無視して日本円をただ銀行預金に閉じ込め続けた人達にとってはものすごく後悔が残るでしょう。

「一瞬で儲かってしまえば嫌な会社もすぐに辞めて好きな事だけをしながら生活できるのに」といった妄想をした人もいるのではないでしょうか?

筆者もそのうちの一人かもしれません…。

しかし、このビットコインを使ったマネーゲームは、急激な値上がりの期待と同時に、リスクも伴う危険な投機的商品です。ここからビットコインがどんなゲームとなっているのかを考えていきます。

ビットコインは儲かる投資になる?

「ビットコインは儲かりますか?」

この問いに対しての答えが「YES」と分かれば、筆者は一人でこそこそとトレーディングして儲けているでしょう。

ビットコインが確実に儲かるかどうかなどは、全くと言っても良いほど誰にもわからないのです。なので「儲けることができる」というファクトはなく、メディアでもそんな情報が簡単に落ちているはずがありません。

ビットコイン以前に、「株で必ず儲ける必勝法」のような訴求の書籍やセミナーをたまに見ますが、本当に儲けられるのであればみんな買っているはずです。そして投資の理論をマスターしている投資銀行のトレーダーでも、利益を得る為に市場の歪みを見つけて、死に物狂いで戦略を立てているのです。

それにも関わらず「儲け話」はなぜ簡単に出回ってしまうのでしょうか?

あなたの周りに「この仮想通貨は絶対に儲かる」という話が回ってきたらそれは危険です。絶対に儲かる商品をなぜ他人に話せるのか疑問に思わなければいけません。金を掘り当てられる場所を教える暇があれば、言わずもがな、必ず自分で掘りに行きます。

では、証券会社や不動産のセールスマンはなぜ富裕層に儲け話しを提案するのでしょうか?

もし、それが本当に優良な投資商品ならば、自分で買って自分で儲けられるはずであり、それは不確実性の高いものなので「商品の仲介によるフィーで確実に儲ける」という選択をしているからです。

「ビットコインが儲かるか儲からないか」に関しては果てしない疑問ですが、少なくとも2017年の相場を見ると「買えば儲かった」状態でした。つまり、「これから儲かるか」という問いには答えられませんが、「今までは儲かったのか」に対してはYESであり、結果的にそれが事実です。

ビットコインが儲かる仕組み

では、ビットコインで過去投資をしていた人達はなぜ儲かったのでしょうか。そんな簡単に儲かるものだったのでしょうか?

株式市場ではプロの投資家や証券アナリストが人生を賭けて切磋琢磨しているので、市場は効率化し隙がほとんどない状態となっています。そのため、今日の株式市場も安定したマーケットを維持しています。

では、ビットコインはプロの証券会社のトレーダーが毎日切磋琢磨しながら割安か割高かを判断してトレーディングしているのでしょうか?そしてトレードをする為の何か重要な指標はあるのでしょうか?

おそらくは、プロ同士が切磋琢磨している市場でもなければ、そのような投資判断をする為の指標も無いでしょう。つまり、ビットコインには期待値のみが積み上がった状態であると言えるのです。

「ビットコインを買えば将来お金が増える」と信じる人がいればいるほど価格は上がり、その状態が将来も続けば儲かります。よって結果的に2017年までは、参入が早ければ早いほど儲けることが出来たのです。

ビットコインに投資する際の注意点

ビットコインへ投資する際の注意点は「一握りの大口投資家の動向」です。なぜならビットコインの資本構造は一握りが大半のビットコインを保有するというのが現実だからです。

まさに、大衆が「ビットコインとは何ぞや?」から「ビットコインに投資してみようかな。」となった時は危険なタイミングではないかと筆者は考えています。その時点で「大口投資家の売りの絶好のタイミング」であると考えられるからです。

実際に日本の大手取引所が広告を打ち始めるとビットコインは価格を下げました。日本の仮想通貨取引所であるコインチェックは12月中旬にテレビやYouTube上でガンガン広告を打っていたのですが、その頃ちょうどビットコインの価格が200万円に近くなっていました。

しかし、CMが開始された1週間後には価格がどんどんと下がっています。

引用:https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/#charts

ここでの上昇はビットコインが先物上場というイベントがあった要因もあるでしょうが、大手の取引所がCMで大胆にプロモーションを始めたことで大口の投資家層が売りを判断した可能性もあるかもしれないと推測出来ます。

ただ、投資家は日本だけではないので、それが直接関係がなかったとしても、取引所が莫大な広告予算を払ってテレビCMや都心の看板広告を検討するくらい市場が賑わっていたのであれば、タイミング的には妥当だったのかもしれません。

結果的にコインチェックのCMを見てすぐにビットコインを購入した人は高値掴みをしてしまったのです。そして、コインチェックは悲劇のハッキング攻撃を受けます。何とも、残酷な結末ですね。

ビットコインは長期投資で儲けられるか

さて、ビットコインで儲ける為にはどういった戦略を取れば良いのでしょうか。やはり基本的なスタンスで言うと、将来の成長に賭ける「長期投資」だと考えています。ですが、結局のところ、それさえもどうなるかなど分からないというのが筆者の見解です。

例えば、日本のバブル経済の崩壊後に日経平均株を2万円で買った人は20年くらい長期保有しても大損してしまいました。バブル経済で日経平均株価が4万円近くの価格をつけたのはおよそ30年前ですが、その30年後の今日も日経平均株価は2万円程にしか回復していないのです。

これを当てはめると、空前の仮想通貨ブームがパンと弾けた場合、今がピークでその後、二度と同じ水準に満たなくなる可能性もあるのです。

基本的にその投資対象の市場価値の向上に賭ける事を「投資」と呼び、その相場の価格の変動に賭ける事を「投機」と呼びますが、このようにどちらも運に左右される要素が大きいのです。そのため、一流の外資系投資銀行のトレーダー達でも、リーマンショックでは簡単に大損してしまったのです。

結局ビットコインで誰が一番儲かっているのか

では、ビットコインで誰が一番儲かっているのでしょうか。

まず一番は初期の開発メンバーや、初期からマイニングを続けてきた人達でしょう。そして2017年の末までに出来るだけ早くにビットコインを買った人達です。

つまり、結果的に全て早い者勝ちだったのです。これは将来も早ければ早い程儲かるというわけではなく、これまでのビットコインの進捗を見ると結果的に早いもの勝ちだったという事実です。

よって、2017年まではリスクを気にしてビットコインFXなどで売りに賭けたりせずに、買い一本で出来るだけ早く持っていた人達が儲かったのです。今後も確実に儲かる投資戦略を見つけ出すのは簡単では無いでしょう。そのような必殺投資法があれば苦労しないので、過去を見て次の投資に備えることが大事です。

一つ言い忘れていましたが、実はもっと儲かっているのは、国民がビットコインで儲かったあぶく銭の税金を懐に入れている日本政府かもしれません。

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