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ワンコイン(OneCoin)とは?詐欺の評判が高いその仮想通貨の実態は

仮想通貨ワンコイン(OneCoin)とは?


引用:OneCoin公式サイト

仮想通貨ワンコイン(OneCoin)とは、ヨーロッパ、アジア、中南米、アフリカに主要な市場を持つグローバル企業「OneCoin Limited」とマーケティング企業である「OneLife Network」によって2014年に作られた仮想通貨です。

このワンコインは「ビットコインを超える暗号通貨」と謳われ、世界中でより迅速かつ安全で低コストな送金を実現させてグローバルな金融サービスを提供します。

実際世界数百ヶ国でワンコインが展開され多くのユーザーが集まったのですが、ワンコインは現在ネット界隈で「詐欺」との評判が立ってしまっているのです。

では以下より、ワンコインの特徴や悪評の真相を覗いていきましょう。

仮想通貨ワンコイン(OneCoin)の特徴


引用:OneCoin公式サイト

このワンコインはビットコインを超える暗号通貨と主張していますが、その根拠たるものは見当たっていません。なので、他の仮想通貨とは相対的に中身が不透明であると言える通貨ですが、その詳細を見ていきます。

ワンコイン(OneCoin)の会員制度

このワンコインは上述した「OneLife」の会員になる事で入手する事ができ、会員になると得られるクーポンを使ってワンコインのマイニングで報酬を得られる権利を得ます。
つまりクーポンを購入する事で、後にその対価としてワンコインが配られるという訳ですね。

他のビットコインやイーサリアムのような分散型の仮想通貨では無くて、営利団体が運営する中央集権型の仮想通貨だという事が分かります。

ワンコイン(OneCoin)の紹介者報酬制度

ワンコインでは紹介者報酬のプログラムが組まれており、このプロジェクトを他人に紹介する事で一定量の紹介料がワンコインで自分に入ってくる仕組みとなっています。

このような報酬形態は「マルチ・レベル・マーケティング(MLM)」と呼ばれており、紹介者がどんどんと下を作って行けば権利的な収入が自分の元に入るようになるのです。

しかし、紹介者に対する報酬の原資が公式にも公開がされておらず、収益の分配構造が不透明となっている点が懸念であり、これが怪しい部分となっています。

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CEOが逮捕。ワンコイン(OneCoin)は詐欺なのか


2016年の4月にはワンコインの創業者であるルージャ・イグナトア氏が逮捕されました。
この逮捕に伴い、ロンドン市警によって投資スキームに違法性があるとの発表があったのです。
結果、その投資手法は「ポンジスキーム」であった事が発覚し、そこから巷では「ワンコインは詐欺ではないか」と疑われるようになりました。

ポンジスキーム(ねずみ講)とは?

ポンジスキームとは、日本で「ねずみ講」と呼ばれる詐欺的手法です。
これは出資者のお金を何も運用せず、そのまま後から参入する出資者に配当として回す手法であり、新規参入者がいなくなるといずれ破綻する仕組みです。

例えば、過去に「バーナードマドフ事件」と呼ばれる世界最大の金融詐欺が起こりました。
バーナードマドフは元NASDAQの会長でしたが、投資家からお金を集めてそれを自転車操業的に配当に当てて行くというポンジスキームを見事にやってのけました。
それによって、被害総額はおよそ6兆円にも及び、HSBC、BNPバリパ、日本の野村證券などの金融機関が大損失を被ったのです。

このように、ポンジスキームは過去に大手金融機関でも被害に遭っているという事実もあるので、十分な警戒が必要でしょう。

ワンコイン(OneCoin)の事務所に強制捜査

なお、2018年1月にはワンコインの事務所にEU犯罪対策部門による強制捜査が入りました。
ワンコインの運営元企業はアラブ首長国連邦で登記をされていましたが、実際は他国で数百社の関連企業を等しての運営を行なっていた模様であり、同社が拠点を置いていた各国に捜査が入ったのです。

そのような捜査から、ワンコインのプロジェクトに関係する者がねずみ溝詐欺、出金詐欺などをしていた事実が発覚し、ワンコイン関係者の数十人程が次々と逮捕されました。

ワンコイン(OneCoin)を扱う取引所は?


現在ワンコインを取り扱う取引所は存在しておらず、公式サイトによると、2018年10月8日に取引所に新規上場するとされています。

新規上場に伴い、通常なら事前にワンコインを多く保有している程大きくリターンが望めるというインセンティブがあるはずですが、上述したようにこのワンコインは情報が不透明で詐欺の可能性が高く、今後のロードマップ通りにプロジェクトが進む保証も無いでしょう。

ワンコイン(OneCoin)の今後はどうなる


引用:OneCoin公式サイト

以上がワンコインについてでしたが、このワンコインはCoinMarketCapにも銘柄の掲載が無く、情報の不透明さが目立つ仮想通貨です。
ソースやチャートが公開されておらず、詐欺の可能性も高いとされているので、かなりリスクの高いと言えるでしょう。

今後、もしワンコインを購入する場合は自分のリスクテイクの度合いを考え、しっかりと情報収集を行なってから投資するようにしましょう。

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新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。