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仮想通貨LockTrip(LOC)とは?ついに旅行の予約手数料は0%へ

旅行の予約手数料を0%にするLockTrip(LOC)とは?


引用:LockTrip

LockTrip(LOC)とは、旅行業界における仲介業者を排除して仲介手数料を0%とし、「Lock chain」と呼ばれるブロックチェーンを用いたプラットフォームを展開して宿泊予約を円滑化、そしてコスト削減による安価なサービスの提供などを目指すプロジェクトです。

従来の宿泊予約サービスでは、利用客と宿泊施設の間を介在する仲介業者が経由しており、仲介手数料がいくらか発生していました。

これは従来の流れとしては当然の事でしたが、裏では取引金額のおよそ15〜20%を業者の報酬として利用ユーザーは支払う必要があったのです。

しかし、このLockTripはそのようなモデルを変えて分散型の旅行プラットフォームを構築します。

では以下より、LockTripについて詳しく解説していきます。

LockTripの特徴と仕組み

イーサリアムに基づく分散型プラットフォーム

LockTripで展開されるLock chainはイーサリアムのブロックチェーンをベースに構築されたプラットフォームであり、そこで使用されるLOCトークンはERC20に準拠した設計のトークンです。

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また、仲介業者を介さない仕組みの構築としてスマートコントラクトが実装されます。
これによって従来の一連のプロセスをイーサリアムブロックチェーン上に書き込まれるプログラムによって進行できるのです。

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Lock chainプラットフォームでの一連の流れ


引用:LockTrip

では、Lock chainプラットフォームでの大まかな予約プロセスを、上記の図を参考に確認しておきましょう。

  1. 旅行者のジョンは、まずユーロ建てのクレジットカードでホテルを予約
  2. ジョンの支払いは独自トークンLOCへ両替される
  3. ジョンが行った予約はトラベルエンジンを経由して手数料0%で実行される
  4. ジョンがチェックアウト後、予約を管理しているスマートコントラクトが自動的にホテルへの支払いを実行する
  5. ホテル側はLOCトークンを法定通貨に変えて清算できる
  6. 運営側は手数料0%でホテルへ法定通貨を支払いできる

このように、トークンとスマートコントラクトを使う事で自動的なDappエコシステムが完成します。
そしてこのプラットフォームに参加するユーザーが増えればLOCの価値が向上するので、それが開発者側のインセンティブとなります。

どの予約サイトよりもホテル価格が20%安い

LockTripは「既存のオンラインの旅行代理店よりも遥かに少ない手数料で宿泊施設を提供できる」とホワイトペーパーで述べており、これによって宿泊施設側の利益を損なわずにユーザーの支払いを従来よりも20%ディスカウントする事が出来るとされています。

下記図の通り、他の旅行代理店の収入の内訳を見ると、いずれもその多くが「Agency(仲介手数料)」である事がわかります。


引用:LockTrip Whitepaper

例えば、日本でも馴染みのある旅行代理店「Expedia」でも仲介手数料が収入の20%以上を占めています。

しかし、これをLock chainプラットフォームを利用して手数料0%とすれば利用者の支払うべき費用は格段に抑えられる事が予想できます。

なお、実際に同サービスは10万に及ぶホテルなどの宿泊施設を掲載したアルファ版がリリースされています。


引用:LockTrip アルファ版

また、LockTripでは約束したその価格が期待に沿うかどうかを、アジア、ヨーロッパ、米国を含む世界800のホテルから構成した比較分析を行いました。

この比較分析にはAgoda.comとBooking.comが比較対象とされており、両者ともLockTripよりも価格が割高であった事が判明されたのです。

同社は深く検索すればするほど、安い価格情報を探し当てられると言います。

このような結果は、上記の各旅行代理店の収益の内訳を見れば感覚的に理解できますが、この価格破壊力こそがブロックチェーンの特徴です。

LockTrip(LOC)のトークンセール


引用:LockTrip

LockTripは上述したLock chainの構築に向けてLOCを売り出すトークンセールを開始しましたが、2017年11月に無事終了し、その金額は450万ドルに達しました。

この資金用途としては上記の図の通り、50%がパブリックに販売され、25%が開発チームやアドバイザーへ、そして残りの25%が同プラットフォームの開発準備金として割り当てられます。

なお、このLOCトークンが上場している取引所は下記図の通り、主に「HitBTC」や「Fatbtc」となっています。


引用:coinmarketcap

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また、LOCの価格に関しては上場後一気に高騰するも、現在はほぼ横ばいの価格推移を見せています。


引用:coinmarketcap

LockTrip(LOC)の開発ロードマップ


引用:LockTrip

LockTripのロードマップを見ると、昨年2017年の4月から2018年の12月まで細かくロードマップが描かれており、短期間で急速な進行が行われて来ましたが、上記の図の通り現在はロードマップの進捗チェックが2018年2月時点で止まっています。

本来2018年の4月、5月で第一段階のDapp、Android&iOSモバイルアプリのリリース、マーケットプレイスのベータ版のローンチなどが予定されていましたが、本ページには何もチェックがされていないようです。

ただ、5月30日に予定されていた「AirDrop」については既にプロジェクトが進行しているようであり、詳細は以下の記事にて記載しています。

Airdrop最新情報 Lock Tripに登録するだけで1000円入手旅行業界を改革するLockTripが新たなステップへ引用:https://locktrip.com/airdrop/#abo...

どうやらチェックはされていないが既に達成しているものもあるようですね。
必ずしもスケジュール通りに行くものではない事は多少織り込んでおかないといけないかもしれません。

なお、本記事執筆現在は2018年の6月ですが、直近6月はマルチレベル型のアフィリエイトプラットフォームが立ち上げられるとの事であり、今後の展開にも注目です。

LockTrip(LOC)の開発チーム


引用:LockTrip

LockTripの開発陣は強力であり、仮想通貨界のスペシャリストが揃います。

CEO:Nikola Alexandrov

CEO兼創業者であるNikola Alexandrov氏は、2011年当時世界第3位の規模だった取引所「Bitcoin7」の共同設立者であり、旅行業界のメタサーチなどの開発経験があります。

彼はデジタルマーケティングやEコマース分野で強力な専門知識を持ちます。

COO:Hristo Tenchev

COO兼創業者であるHristo Tenchev氏もCEOと同じくBitcoin7の共同設立者でした。
そして同氏はグローバルに5,000万人以上のユーザーを抱える欧州のゲーム会社「XS Software」の創設者でもあり、ブルガリアのブロックチェーン教育のパイオニアとして名を連ねています。

他にも旅行業界で経験を積んで来たマーケターや、2012年から2017年にかけてブルガリアの大統領を務めていたチーフアドバイザーがいるなど、とても期待の出来るチーム構成となっています。

LockTrip(LOC)の今後の可能性

以上がLockTripにてい手でしたが、つい最近「民泊」という新しいスタイルで旅行業界にイノベーションを起こしたのはAirbnbでした。

しかし、同サービスも根幹となる仲介者による「仲介手数料」というシステムを外すことはできませんでした。
なぜなら、このようなシェアリングエコノミーは運営元が手数料収入で利益を得ていることから、真の分散型エコシステムであるとは言えないからです。

ですが、LockTripのようにブロックチェーンが仲介者を排除することで、圧倒的な価格破壊力を実現する事ができます。

このLockTripが「サービスとしてのブロックチェーン」を展開することで、旅行業界で圧倒的地位に登り詰められる可能性はあるでしょう。

ABOUT ME
Kenta Fujii
Kenta Fujii
新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
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