ニュース・速報

今週のEthereum(イーサリアム/ETH)の価格変動とトピック(6/16〜22)

イーサリアム(ETH)は下降トレンドを抜けて一時0.08BTC台に到達も再び下落

イーサリアム(ETH)は先週まで長く下降トレンドが続いていたものの、6月14日に米証券取引委員会(SEC)より「イーサリアムは証券ではない」と発表された事から、その価格はグッと押し上がりました。

そして今週(6/16〜6/22)のETHの価格推移ですが、6/16〜6/18まではしばらくレンジ相場が続き、その後の6月19日に仮想通貨市場全体の上昇と共にチャート上に大きな大陽線を見せました。日足で見ると、ここでETHは0.08BTC台目前まで来ており、ちょうど6月5頃の価格水準に戻しています。

ですが、一時間足でチャートを見るとその後6月21日の15時に0.08BTC台へと到達はしたものの、再び下降トレンドへと突入しています。

また、RSI(相対的力数)で分析して見ると、上記赤枠のように6月22日の12時にかけて強い売り状態が示されており、売りが強くやや芳しくない進捗となっています。

16日以降、全体の底上げもあって先週対比で価格を押し上げて来ましたが、0.08台のラインを中々超えられなくなってきています。

では、以下より今週のETHに関するトピックを見ていきましょう。

今週のイーサリアムに関するトピック

SECが「イーサリアムは証券ではない」と発表

2018年6月14日、米証券取引委員会(SEC)のウィリアム・ヒンマン氏は「イーサリアムは有価証券ではない」と発表しました。

元々SECはイーサリアムは有価証券に値するといった見解を示しており、時価総額上位の仮想通貨リップル(XRP)や、その他の発行元が存在するICOトークンなどと一緒に議論がされていました。

しかし議論の末、イーサリアムが証券ではないという決断を下したその理由は「ネットワークの非中央集権化」でした。

当時イーサリアムはICOによって資金調達がなされていたものの、現在は高度に分散化されており、中心となってそれを管理するグループは存在しないとされたのです。

なお、「現在のETHの販売や提供の形は証券取引には値しない」とヒンマン氏は説明しています。

また、上述の通りこのような発表を受けてETHの価格は日本時間の6月15日、一時約8%まで高騰しました。

CBOEがイーサリアムの先物取引に明るい兆し

イーサリアムが証券ではないとの発表受けた後、シカゴオプション取引所(CBOE)の親会社であるCBOEグローバルマーケッツのクリス・コンキャノンCEOは、今回の発表を受けて「イーサリアムが先物市場に上場する為の主な障害は取り除かれた」と発言しています。

2017年12月10日、CBOEでは先にビットコインが先物市場に上場しましたが、その日は一時20%以上の上昇を魅せました。

今回イーサリアムがCBOEの先物市場に上場する事が決まれば、同様に価格上昇の期待が持てるでしょう。

キャスパーとシャーディングの統合実装が提案される

2018年6月15日、イーサリアムのコア開発者による会議である「Ethereum Core Deves Meeting 40 Agenda」が行われ、そこでイーサリアムのアップデート案である「Casper(キャスパー)」と「Sharding(シャーディング)」のローンチを同時期にしようといった提案がなされました。

シャーディングとは?

イーサリアムの取引処理を分割してスケーラビリティ問題を解決する技術

キャスパーとは?

イーサリアムがPoWからPoSへ移行する為のアップデート

イーサリアムの創設者であるヴィタリック氏は、上述したキャスパーをメインのブロックチェーン上から離れたサイドチェーンなどでリリースする事を提案しており、これによってメイン環境とは離れた所で独自のルールを採用して開発する事ができるとも発言しています。

このようなアップデートの統合によって、2〜3年はかかると言われていた両技術の実装が効率化するかもしれません。

イーサリアムにはネットワーク環境の最適化が常に求められていますが、今後の進捗も追っておく必要がありそうです。

シャーディングとは?その仕組みやメリット、イーサリアムの今後を解説シャーディング(Shardoing)とは?シャーディング(Sharding)とは、イーサリアムブロックチェーン内の取引処理を複数...

韓国の取引所Bithumb(ビッサム)でイーサリアムなどが大量流出

2018年6月19日に韓国の大手取引所Bithumb(ビッサム)は、イーサリアムを含むいくつかの仮想通貨がハッキングされ、それによって総額およそ3000万ドルが盗まれた事を公表しました。

ついに韓国大手Bithumbにまでハッキング被害拡大Bithumbにまで魔の手が広がる韓国最大の仮想通貨取引所、世界6位を誇るBithumbは、37種類の仮想通貨が取引可能であ...

ビッサムは6月16日にサーバーのメンテナンスを発表していたのですが、イーサスキャンを見たあるユーザーがその日に大量のイーサリアムが出金されている事を発見したのです。

このニュースによってBTC、ETH共に価格は一時的に下落しました。

イーサリアム(ETH)の来週の予想

4月は右肩上がりに価格回復を魅せたETHでしたが、そこから5月は下落、そして6月は概ね横ばいの進捗となっています。

しかし、今週はビッサムのハッキング事件といった悪いニュースがありながらも、一方でポジティブなニュースも多くあり、SECがイーサリアムを証券ではないと主張した事からCBOEでの先物上場への期待も膨らみます。

今後は、1ETH=0.08BTCのラインを何なりとくぐり抜ける事ができるかどうかが鍵となるでしょう。

ABOUT ME
Kenta Fujii
Kenta Fujii
新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
関連記事