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韓国の仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)とは?その特徴や登録方法

仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)とは?

Bithumb(ビッサム)とは、韓国のソウルの拠点を置く大手仮想通貨取引所です。
この取引所は「韓国三大取引所」と呼ばれる取引所の内の一つですが、その中でもBithumbは国内最大級であり、韓国で多くの取引シェアを誇っています。

本記事では、Bithumbの特徴や登録方法などを解説して行きます。

Bithumb(ビッサム)での取扱い通貨

Bithumbでは2018年6月現在37種類の取り扱い通貨が存在しており、その上場銘柄は以下の図の通りです。


引用:Bithumb

そして上記の37銘柄の全ては韓国ウォン(KRW)建てでも取引可能となっており、そのボリュームは以下の通りです。


引用:coinmarketcap

EOS(イオス)の取引が多くの割合を占めている

現在Bithumbではおよそ40%の割合でEOS(イオス)が取引されており、そのボリュームは直近24時間で90億円程となっています。

EOS単体だと全取引所の中でもBithumbは5位の取引ボリュームを魅せており、その次にTRON、XRPなどが多く取引されています。
Bithumbが今後も価格に影響を及ぼしそうなのは、やはり取引量の多いEOSでしょう。

過去に盛り上がりを魅せた上場通貨の例

Bithumbでは上述のように多くのアルトコインが上場していますが、同取引所に上場したアルトコインは韓国マネーが多く流入し高騰を魅せました。

過去にはMoneroが3倍近い高騰、そしてZcashも上場後2倍近くまで跳ね上げています。

2017年8月28日にMoneroが上場した際は、当時50ドル程度だった価格は一気に150ドル近い数字まで上り詰めました。


引用:coinmarketcap

また、最近では2018年6月7日にNEM(XEM)とAeternity(AE)が同時に上場されています。

https://twitter.com/BithumbOfficial/status/1004654741241061376?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=http%3A%2F%2Feigo-benkyo-kai.hatenadiary.jp%2Fentry%2F2018%2F06%2F07%2F121000

この上場の発表を受けて両通貨とも価格が上昇し、NEMは一時10%を超える高騰を魅せました。


引用:coinmarketcap

このようにBithumbは急速な新規通貨の上場によって取り扱い銘柄を増やしてきましたが、今後も新規上場ニュースから目が離せません。

Bithumb(ビッサム)の特徴


引用:Bithumb

では、Bithumbの具体的な特徴を見ていきましょう。

Bithumbの規模

上述した通り、Bithumbは韓国3大取引所の一つであり「Korbit」「Coinone」と並び韓国を超えて世界を代表する取引所へと発展していきました。
その他にも韓国には「UPbit」と呼ばれる大型の取引所が存在しており、韓国の仮想通貨取引所全体の規模はどんどんと成長しています。

なお、2018年6月現在Bithumbの取引量は1日およそ200億円にも及び、これはUPbitに次いで世界で大8位の規模となっています。

また、韓国におけるBTCの取引量の割合は下記図の通りUpbitがおよそ半分を占めていますが、Bithumbはそれに続いて38%のシェアを占めている事が分かります。


引用:cryptocompare

以前はBithumbが韓国市場のおよそ70%近くを占めていたのですが、現在は競合Upbitと競り合っている進捗ですね。

後述しますがBithumbは6月にハッキング被害を浴びており、それによって取引ボリュームもやや減少してしまいました。

Bithumb(ビッサム)は日本語に対応している

Bithumbは日本語に対応した取引所です。

日本語対応の取引所は他にも大手取引所であるHuobiなどがありますが、このBithumbはそれに比べると完全な翻訳と言えるレベルでは無いでしょう。

細かいニュアンスが少し違っていたりするので、注意しながら使っていくようにしましょう。

Bithumb(ビッサム)の取引手数料

Bithumbの手数料は現在一律で0.15%となっています。


引用:Bithumb

これを他の海外取引所と比較すると、Binanceが0.1%でHuobiが0.2%となっており、このBithumbも比較的安価な手数料を誇っていると言えます。

そして上記の図にも記載の通り、Bithumbには手数料の割引クーポンが存在しています。


引用:Bithumb

Bithumbの会員はこの割引クーポンを購入する事で取引手数料を0.01%〜0.075まで引き下げる事ができ、最大93%のディスカウントが可能です。


引用:Bithumb

このようにクーポンを購入する事で割引を受ける事ができ、各クーポンに記載されている金額はそれぞれKRW表記ですが、BTCレートに換算しての支払いも可能です。

また、上記の画面の上部には「優秀顧客専用クーポン」がありますが、これはBithumbでの累計取引額が20〜400億KRW必要となっており、手数料0.01%の恩恵にあずかろうと思えば日本円にしておよそ40億円分の取引が必要となります。

さらに、その取引金額は直近の30日間で計測されるようなので、大口投資家向けで相当ハードルが高くなっています。

独自トークン「Bithumb Coin」を発行計画か

そして、Bithumbは独自の取引所トークン「Bithumb Coin(ビッサムコイン)」を発行する計画を2018年4月に発表しました。

取引所トークンと言えば大手取引所BinanceのBNBトークンや、HuobiのHTトークンなどがありますが、同様にBithumbも取引所トークンのモデルを確立させる方向性を示しています。

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この計画の詳細はまだ知らされていませんが、Bithumb CoinはICOによって発行されるとの事であり、ICOが禁止されている韓国内では実施せずシンガポールでトークンセールを行う予定としています。

Bithumb(ビッサム)の登録方法

では、実際にBithumbに登録して見ましょう。

まずは公式サイトへアクセスし、上記の赤枠の「会員登録」をクリックして登録画面へ進みます。

その後は登録画面にて必要事項を画面に沿って入力していきましょう。

詳細を見ると、①では本人確認の為の認証番号の入力が必要となります。

「国」をJapanに選択後、自分の携帯番号を入力した「SMS認証依頼」をクリックします。

すると、自分のスマホ宛に認証番号が届くので、①の携帯認証番号の欄に届いた番号を入力しましょう。

次に、②の住所の部分ですが、名前も含めて全て英語で記載しましょう。

そして③のパスワードの部分ですが、8桁以上12文字以下で大文字、小文字、記号、数字それぞれ全てを含めましょう。

また、上のパスワードとは別にセキュリティパスワードも作成する必要があるので、4桁の数字を任意で入力しましょう。

全て入力した後に「登録」をクリックすると、自身が登録したアドレス宛に以下のようなメールが届きます。

こちらの「メールアドレスを確認する」をクリックしてアドレスの確認を確定させましょう。

全て完了すると登録が完了してログイン出来るようになります。

Bithumb(ビッサム)で相次ぐハッキング事件

Bithumbはセキュリティ対策に年間100億ドル程度費やしてきたものの、これまでの1年間で3回程ハッキング被害に遭ってしまっています。

個人情報がハッキングされる

まず2017年7月はBithumbユーザーの名前や電話番号、メールアドレスなど、およそ3万件の個人情報を流出してしまいました。

その被害額は数十億ウォンと言われており、当時の報道によると、これはBithumb本社のサーバーではなく社員のPCがハッキングされたとされています。

仮想通貨総額33億がハッキングされる

個人情報がハッキングされた後、今度は仮想通貨までもハッキングされてしまいました。

2018年6月20日にBithumbは総額33億円の仮想通貨をハッキングされた事を発表したのです。

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ビッサムは6月16日に急遽サーバーのメンテナンスについてを発表していましたが、これに対して何か異常があるのではないかと考えたユーザーがEtherscanを見た所、大量のイーサリアムが出金されている事が分かったのです。

なお、今回のハッキング事件による被害額33億円はBIthumb自らの資金を使って被害者に返済する事が約束されています。

同じ韓国取引所ではCoinrailもハッキング被害に

また、同じ韓国の取引所では同年6月12日にCoinrail(コインレール)が総額44億円相当のハッキング被害を受けた事が発表されました。

同取引所は6月10日の段階でサイバー侵入を察知してすぐにサービスを停止しましたが、数種類のERC20ベースのトークンが盗まれてしまったのです。

Bithumbのハッキング事件はその直後であり、いずれも同じ韓国の取引所でした。

このように相次ぐハッキング事件から、どの取引所においても、「次はいつ自社がハッキングされるか」が分からなくなってきたところでしょう。

ますます各国でセキュリティに対する自主規制やその基準の底上げが必要になってきています。

Bithumb(ビッサム)の将来性

以上がBithumbについてでしたが、韓国でも最大規模を誇る取引所Bithumbはどんどんと新規上場銘柄を追加しており、仮想通貨市場の活性化に貢献する取引所だと言えるでしょう。

上述したように、ディスカウント率最大93%の手数料大幅割引クーポンがあるという点も大口の投資家にとって魅力的です。

しかし、6月に起こった相次ぐハッキング事件などを見ていると、まだ安心して大量の資金を預ける事は難しいのでは無いかと筆者は考えています。

今後の健全なインフラの発展がどの程度のスピード感で整うのかが肝となりそうです。

ABOUT ME
Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。