仮想通貨

今週のEthereum(イーサリアム/ETH)の価格変動(6/23〜29)とトピック

イーサリアム(ETH)は4月以来の420ドル台へ。一週間で10%超の下落を見せる

今週のイーサリアムの価格は大幅な下落を魅せる下降トレンドとなっており、盛り上がりに欠ける進捗となっています。

6月29日現在のETHの価格は(ETH/USD)420ドル台となっており、その価格は4月月初の水準まで落ちると同時に6月の安値を更新し続けています。

先週の21日までは堅実に価格を戻していたETHではありましたが、6月22日にbitFlyerの業務改善命令があり、その影響を受けて一時価格が10%程下落します。

なお、その後も仮想通貨市場全体の下落と共に芳しくない状況は続き、500ドル辺りを推移していた6月22日頃から換算すると、およそ20%近い下落率となってしまいました。

なお、RSIで売買のボリュームを見ると以下の通り、売りの圧力が一層強まっている事が分かります。

このようにRSIが30%を下回る局面が度々見受けられましたが、今週はどのようなトピックがあったのか見ていきましょう。

今週のイーサリアム(ETH)に関連するトピック

イーサリアムが「グローバルパブリックチェーン指標」で2位に

6月20日に公開された中国情報産業開発部による「グローバル。パブリックチェーン指標」と呼ばれる仮想通貨の格付けランキングにて、イーサリアムが2位に選ばれました。

この指標の評価基準はその銘柄のブロックチェーンに関する「性能」「応用性」「革新性」の3点が対象とされており、イーサリアムのスコアは合計で138.4点でした。

なお、下記表の通り1位は現在時価総額5位のEOSとなっており、その点数は161.5点と、イーサリアムの点数をおよそ20ポイントも上回っています。

性能応用性革新性合計点
1EOS102.015.444.1161.5
2イーサリアム85.224.928.3138.4
3NEO73.727.47.9109.0
4Stellar78.121.29.0108.3
5Lisk66.720.818.1105.6
6Nebulas73.521.19.0108.3
7Steem86.87.510.1104.5
8BitShares82.310.910.9104.1
9Ripple77.19.416.4102.9
10Qtum59.924.116.3100.3

表を見るとEOSは革新性で断トツトップとなっており、応用性の面ではなんとイーサリアムではなくNEOがトップになるという結果に。

なお、時価総額上位のビットコインは17位、XRPは9位という評価となりました。

しかし、現在たくさんのプラットフォームを手掛けるイーサリアムの性能と応用性が断トツでトップではないのも、やや過小評価かもしれませんね。

bitFlyerに業務改善命令

6月22日に日本の大手取引所であるbitFlyerは、マネーロンダリング対策などの内部管理体制に問題があると金融庁から業務改善命令を受けました。

これを受けて同取引所の社長である加納裕三氏は新規顧客の受け入れを自主的に停止しており、早急に内部管理体制の強化を急いでいます。

これによって、当時の6月22日は仮想通貨市場は上述した通り全面的に値下がりし、ETHも一時10%程下落しました。

TRON(トロン)がイーサリアムのネットワークから独立

時価総額11位のTRON(トロン)は2018年6月25日、イーサリアムのネットワークからTRON独自のブロックチェーンネットワークへ移行を果たします。

元々TRONはメインネットのベータ版を5月にローンチされており、およそ1ヶ月かけて新しいネットワークに完全移行しましたが、この移行をTRON財団の創設者Justin Sun氏はそれを「独立記念日」だと称してライブ配信を行いました。

なお、TRONはネットワークの独立を記念しておよそ50億円に相当する10億TRXのバーンも行われています。

TRON(トロン)独立記念日を祝して10億TRXをバーンTRON(トロン)、さらなる一歩へ TRON(TRX)は、正式にメインネットを起動し、ライバルをEthereum(以下、ETH)と自己...

このようなイーサリアムネットワークからの独立は、TRONのみならず現在時価総額5位のEOS(イオス)も行なっており、いずれもイーサリアムのブロックチェーンから切り離されています。

このように、イーサリアムから離れて独立する動きが目立ちますが、将来的にイーサリアムの競合は増えていくかもしれません。

Appleの共同設立者がイーサリアムを賞賛

Appleの共同設立者であるSteve Wozniak氏は6月26日、ニューヨークで開催された「NEX technology conference」にて、「ブロックチェーン技術は高いポテンシャルを持っているが、インターネットバブルの時のように、早期の誇大宣言にそれが追いつくのは予想以上に時間がかかる可能性がある」と発言しました。

しかし、Wozniak氏はイーサリアムについては長期的に存続するという可能性も同時に主張したのです。
イーサリアムはマイクロソフトやJPモルガンなどといった巨大企業もそのイーサリアムのブロックチェーンの用途を開発しており、その汎用性あるユースケースを評価しています。

参考記事:CNBC

Huobi・BigONE・KuCoinなど続々と日本人向けサービスを停止へ。

なお、今週は海外取引所勢が続々と日本居住者向けのサービスを停止していきました。
まず、日本語にも対応していた大手取引所のHuobiが日本に向けてアナウンスします。

Huobi Pro(フオビープロ)が、日本居住者にサービス停止金融庁に屈したHuobi 引用:https://www.huobi.pro/ja-jp/ 取引高世界第3位の大手仮想通貨取引...

Huobiのアナウンスによると、日本の法律に基づきサービスを停止し、日本語ページも削除するとの事でした。この詳細は後日発表とされています。

そして、次に中国の取引所BigONEも日本居住者向けのサービス停止を発表しました。


引用:BigONE

BigONEも今回日本のIPアドレスからの訪問を禁止するとされており、日本居住者へ資産の引き出しを命じました。
特にこのBigONEは多くイーサリアムの取引がされていた取引所でもあるので、今後の市場へ響く可能性もあります。

そして6月28日、「2度ある事は3度ある」と言わんばかりに香港に拠点を置く取引所KuCoinが日本居住者向けのサービスを停止との発表を。

 

KuCoinも上述した取引所と同様に、日本の法律に関する懸念があったとされ日本市場から撤退を表したのです。

Kuocoin(クーコイン)取引所の登録方法とお得なトークン「Kuocoin」とはどんな取引所か? 引用:https://www.kucoin.com Kucoinは2017年の8...

以前はHitBTCも同様に日本居住者向けのサービスを停止しましたが、どんどんと日本は海外の取引所が利用出来なくなっています。

なお、このニュースを受けてまたしても仮想通貨市場は全面的に下落し、ETHは本日29日の午前中も多くの売りが目立っています。

イーサリアム(ETH)の来週の予想

今週は進捗あまり芳しくないETHの価格推移でしたが、月足で見ると依然下落トレンドから抜けられずにいます。

このように、ETHは4月のサポートラインである370ドル台まで突っ走るかもしれません。

そうなると、現在の価格から更にまた10%程の下落も見込んでおく必要があるかもしれませんね。

なお、上述したように現在海外取引所の日本居住者向けサービスの停止から、その圧力を受けて来週もさらに価格を下げる事も予想出来ます。

日本のリスクマネーがどんどんとグローバルに潤わなくなる事から、当分はネガティブな市場が続きそうです。

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Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。