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カカオトークが関連する韓国の取引所Upbit(アップビット)とは?

韓国の仮想通貨取引所Upbit(アップビット)とは?


引用:Upbit

Upbit(アップビット)とは、韓国のソウルに拠点を置く仮想通貨取引所です。Upbitは2017年10月に開設されましたが、現在は250種類を超える通貨の取引ペアがリストされており、直近の総取引ボリュームはおよそ30億円と、急速にその成長スピードを加速させている取引所です。

本記事では、Upbitの特徴やメリットについてを解説していきます。

Upbit(アップビット)の特徴

Upbitは「カカオトーク」の関連企業によって開設されている

Upbitは韓国最大の無料通話アプリである「カカオトーク」の関連企業が開設した取引所です。

カカオトークとはLINEのようなチャットや通話が可能であり、韓国人の内の90%を超える割合で利用されているアプリです。

このカカオトーク運営の「カカオ社」が出資しているグループ企業「Dunamu(トゥナム)」と呼ばれるフィンテック関連の会社が本取引所の開設に携わっています。

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なお、Dunamuは「カカオストック」と呼ばれる株式取引のアプリも運営しており、フィンテックを駆使して多くのユーザー獲得を実現しています。

大手仮想通貨取引所Bittrexとも提携

Upbitはアメリカの大手仮想通貨取引所「Bittrex」ともパートナーシップ契約を結んで契約を交わしています。

Bittrexは一日の取引ボリュームが80億円を超える取引所であり、取り扱い通貨も2018年6月現在で200種類を超えています。

Upbitにとっては力強いパートナーであると同時に、今後の体制強化も望めるでしょう。

韓国(KRW)でのBTC取引ボリュームは国内No.1

このUpbitは開設から一年も経たない内に大きな取引所へと成長しましたが、そのBTC/KRWでの取引ボリュームは韓国国内でもトップとなっています。


引用:cryptocompare

 

上記の図を見ると国内BTC取引のおよそ半分をUpbitが占めており、韓国三大取引所も顔負けとなっています。

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Upbit(アップビット)の取引手数料

Upbitの取引手数料は以下の図の通り、BTC、ETH、USDT(テザー)建ての場合は0.25%、KRWの場合は通常0.139%となっています。


引用:Upbit

ただし、KRW建ては現在ディスカウントセールが行われており、その手数料率は0.05%となっています。

KRW以外だと他と比べてやや割高にも思えますが、Upbitの提携先であるBittrexもこの手数料は一律0.25%なので、互いに均一化しているのかもしれません。

以前はKRW以外の取引も割引キャンペーンをしていましたが、現在は通常通りのレートとなっています。

Upbit(アップビット)に立入検査が入る

2018年5月11日に、Upbitは顧客のウォレットから同取引所の役員のアカウントへ資金が移動しているとされ、捜査機関による立入検査が入りました。

しかし、これはUpbit側のと他の取引所との間での清算が原因とされ、大きな問題とはなりませんでした。

当時はバランスシート改ざんの疑いで詐欺扱いされていたものの、単なる「誤解」という結果で終わり、Upbitを利用していた投資家に被害は無かったとされました。

Upbit(アップビット)の取扱い通貨

Upbitでは2018年6月現在、およそ130種類の仮想通貨が同取引所で取り扱いされており、その通貨ペアは260種類以上にも及びます。

引用:coinmarketcap

これは韓国国内の取引所で最も多い取り扱い通貨数なのですが、その内訳を見ると多くのボリュームを占めているのがEOSであり、それは全体の取引のおよそ20%を占めています。

同じ韓国の取引所であるBithumbでも全体の取引の内最もボリュームの多い通貨がEOSであり、その割合はおよそ40%となっています。

両取引所でのEOSの取り扱いはいずれもKRW建てであり、以下の図のように、EOSのウォン建てでの取引は、UpbitとBithumbを合わせて現在全体の20%となっています。

引用:coinmarketcap

このように、韓国マネーがEOSを大きく支持しているのです。

Upbit(アップビット)の メリットとデメリット

Upbitのメリットとデメリットについて、まずはデメリットの方から見ていきます。

デメリット1:現在日本国内からは取引が出来ない

2018年6月現在、日本からのUpbitへの登録は出来ません。

日本に限らず、Upbitは韓国在住者以外はアカウント登録が出来ないようになっている為、外国人にとってはここがデメリットとなります。

デメリット2:外国語への対応がされていない

Upbitは海外向けのサービスを現在展開していない為、韓国語のみで他の言語に対応していません。

この辺りは今後のサービス展開で変化するかもしれませんが、現状は韓国語をGoogle翻訳などで訳して進めるしかありません。

メリット1:豊富な取り扱い通貨

Upbitは韓国国内でも屈指の取り扱い通貨を誇っており、およそ130種類の銘柄を取引する事が出来ます。

今後グローバル展開されるとすれば、当然日本ユーザーもその恩恵を受けられる可能性があるでしょう。

メリット2:アプリにも対応している


引用:Upbit

Upbitはスマホアプリでも取引が可能であり、アプリを実行していなくてもロック画面でリアルタイムの価格を確認できるのが特徴です。

海外でのサービス展開がされると、日本ユーザーにとっても強力なツールとして活かされるでしょう。

Upbit(アップビット)の登録方法

上述したように現在日本在住者の登録は不可能となっており、日本向けのサービスが開始される事を待つしかありません。

しかし、UpbitのFAQには日本語に翻訳すると以下のように記載されています。

Q.外国人も参加し、取引は可能ですか?

不可能です。ただし、内国人と同じ認証、すなわち-
通常カカオトークの使用、カカオトークのアカウントを通じたログイン、カカオペイ証明書、国内通信社を通じた実名認証-
この4つを満たす場合、登録と取引が可能です。
引用:Upbit

このようにカカオトークを利用するユーザーで上記の条件を満たしている場合は利用出来るとされていますが、それ以外のユーザーは現状ほぼ登録不可能と言って良いでしょう。

なので、今後の日本でのサービス開始のアナウンスを待ちましょう。

Upbit(アップビット)の将来性

以上がUpbitについてでしたが、カカオトークの関連企業が運営する取引所という事から、今後はそのノウハウを活かして他の取引所よりも更に優れたユーザービリティを持つ取引所へ成長するのではないかと筆者は考えています。

また、同取引所のグループ元であるカカオ社は、ブロックチェーン技術に重点を置く子会社を設立し、独自の仮想通貨「ボラトークン」の発行とICOによるプレセールを予定しており、そのボラトークンはカカオ社が手がける「カカオゲームズ」の中で扱われるとされています。

カカオゲームズの株式は親会社であるカカオ社が50%、そして25%がこのUpbitの保有であり、ボラトークンの上場候補としてUpbitである可能性は非常に高いと言えるでしょう。

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また、カカオのようなメッセージプラットフォームを手がける「LINE」も同様に仮想通貨取引所「BITBOX」を発表し、独自のブロックチェーン開発に着手しています。

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カカオ、LINEの両者は、それぞれの国で国民の日常生活に欠かせないサービスプラットフォームを構築してきましたが、今後はそれぞれブロックチェーン・仮想通貨を駆使した新たな経済生態系を作り上げる事が予想されます。

そしてそれに伴い、Upbitも今後どのようにグローバル展開していくのかに注目でしょう。

ABOUT ME
Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。