イーサリアム(Ethereum/ETH)

今週のEthereum(イーサリアム/ETH)の価格変動とトピック(6/30〜7/6)

イーサリアム(ETH)は一週間で10%上昇。全体的に相場は回復傾向

今週のイーサリアムは先週大きな下落を魅せたものの、今週はその価格を回復させ、全体的に相場は反転しました。

全体相場はここ1週間(6/30〜7/6)で8%の上昇、そしてBTCは7%の上昇を魅せています。

2018年7月6日現在ETHの価格は1ETH=468ドルで推移しています。

7月に突入してからその価格は上向きであり、悪材料は出尽くしたようにも見えます。
RSIを指標を見ると、買い圧力が高まっており、6月30日は6時間の間に最大13%、7月2日は1時間で6%の上昇を魅せました。

先週の価格推移を見ていると、4月のサポートラインであった370ドルラインまで突っ走ってしまう懸念がありましたが、節目となる400ドル辺りで価格は反発し、なんとかそれ以上の下落を食い止めました。

続いて次のラインである500ドル台に乗れるか、そして再び上昇トレンドに乗れるかどうかが鍵となりそうです。
では、今週のトピックを見ていきましょう。

今週のイーサリアム(ETH)に関連するトピック

米NBAのバスケットボールチームがETHのマイニング事業を開始

米NBAのバスケットボールチームである「サクラメント・キングス」は仮想通貨のマイニング会社「MiningStore」社と提携して屋内にマイニング装置を設置し、イーサリアムのマイニングを行うことを発表しました。

そして、マイニングで得た事業収益はテクノロジー教育などの奨学事業に使われるとされており、これは次世代の若者を支援する為の慈善活動として行われます。

このようなマイニングで慈善活動をする動きは、以前も国連児童基金(ユニセフ)がWebサイト上で公開しており、ユニセフはWebサイトを訪れたユーザーのCPパワーを使って仮想通貨のマイニングを行います。
このように、マイニングという切り口でも仮想通貨は広がっているのです。

欧州議会が仮想通貨を「プライベートマネーの現代的な形」と評価

欧州議会の経済金融委員会は「仮想通貨と中央銀行」と題する報告書を発表しましたが、それには仮想通貨を支持するEUの様々な見解が述べられていました。

同報告書には”Virtual currencies are a contemporary form of private money.”(仮想通貨はプライベートマネーの現代的な形)と冒頭で主張されています。

なお、そこで研究者達は仮想通貨の技術的特性を「比較的安全且つ透明性が高い」と認識しており、「18世紀と19世紀にあったような紙の紙幣とは異なり、仮想通貨は国境を無視してグローバルに使用されます。」との評価もありました。

しかし、3月に開催されたG20でも議題に上がったように、中央銀行による金融政策を脅かす存在となる可能性は否定されており、デジタルアセットとしての価値に限定されているとの事でした。

G20で仮想通貨は「暗号資産」と定義。デジタルアセットの未来はどうなる仮想通貨の規制が議論された「G20」とは? 2018年の3月19と20日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた「G20サミ...

Coinbaseが機関投資家向けデジタル資産管理サービスを立ち上げ

米大手取引所である「仮想通貨ユニコーン企業」であるCoinbaseは、7月2日に機関投資家向けのデジタル資産を管理するサービス「Coinbase Custody」を立ち上げました。


引用:Coinbase公式ブログ

このサービスは現在欧米の機関投資家が対象となっており、取り扱い通貨はBTC・ETH・LTC・BCHとなっています。

今後は欧米に留まらず、アジアへの展開も検討するとされており、ETHも含む主要通貨の買い需要が益々膨らむ事が期待出来ます。

なお、同時にCoinbaseは銀行ライセンスの取得を目指しており、米通貨監督庁(OCC)と協議しており、大口投資家への仮想通貨サービスの普及を目指します。

米取引所Coinbase(コインベース)の特徴や今後の展開について解説仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)とは? 引用:Coinbase公式サイト Coinbase(コインベース)とは...
Coinbase(コインベース)がついに正式に日本で立ち上げついにCoinbaseが動き出す 引用:https://blog.coinbase.com/ 仮想通貨の世界的普及を加速...

Huobi ProがJCBA(日本仮想通貨事業者協会)に加入

先日日本でのサービスを停止すると発表した大手海外取引所のHuobiが、6月29日にJCBA(日本仮想通貨事業者協会)に加入する事が正式決定しました。

Huobi ProがJCBA(日本仮想通貨事業者協会)に加入6/27に、日本居住者のユーザーに向けたメールを送り、日本国居住者に対する仮想通貨交換サービスの停止を発表したHuobi Proにまた動...

これによって、Huobiは日本の金融庁の交換業登録を目指している事が明らかとなり、今後日本の法律に準拠した形でサービス展開されていく事が期待されています。

そして2018年7月5日現在、ETHの全体の取引の内の10%程はHuobi内で流通しています。
セキュリティの強さに評判があるHuobiですが、今後日本の法律に沿ったサービス提供を開始すれば、日本の投資家に多くのETHが届くようになるかもしれません。

Liquisity.Networkがイーサリアムにメインネットをローンチ


引用:Liquidity.Network

イーサリアムを使ったオフチェーン決済を実現させるプロジェクト「Liquidity.Network」は、公式ブログにてそのメインネットがローンチされた事を発表しました。

そもそもオフチェーン取引とは、決済の時の結果のみをブロックチェーンに記録して行くものであり、当事者間の取引を都度ブロックチェーンに記録する「オンンチェーン上」での取引とは異なり取引を大量且つ迅速に行う事が出来ます。

そしてこのLiquidity.Networkによって、ETHをオフチェーン上でトランザクションする事が可能となり、オフチェーン上で取引可能な「Liquid ETH」を手数料無しでトランザクション出来るようになります。

これは将来的にERC20トークン、そしてハードウェアウォレットである「Ledger Nano S」にも対応して行く方針とされており、イーサリアムの今後の実需を支える技術となりそうです。

LoomNetworkがPlasmaCashを実装


引用:Loom Network公式ブログ

Dappsをイーサリアムのメインチェーンではなくサイドチェーンで動かす為のプラットフォーム「Loom Network(LOOM)」は、イーサリアムのスケーラビリティを解決する技術「PlasmaCash」を初期実装しました。

DappsプラットフォームであるLoomNetwork(LOOM)とは?LoomNetwork(LOOM)とは? 引用:LoomNetwork公式サイト LoomNetwork(LOOM)とは、主にゲ...
イーサリアムの為の技術PlasmaとPlasmaCashの仕組みを解説Plasma(プラズマ)とは? Plasma(プラズマ)とは、イーサリアムの創設者であるヴィタリック氏とライトニングネットワーク技...

このPlasmaCashの実装によって、サイドチェーン上でERC721に準拠した代替不可能トークンのトランザクションを1秒未満で行えるようになります。

ERC721はDappsゲーム内で扱われるキャラクターのデジタルアセット化の為に用いられる仕様ですが、それらを迅速にトランザクション出来るようになれば、イーサリアムベースのDappsの開発に更なる進展をもたらすでしょう。

Zaifが販売所でETHの取り扱いを開始

7月2日、日本の仮想通貨取引所である「Zaif」が販売所形式でのETHの取り扱いを開始しました。


引用:Zaif

元々ZaifでのETHの取り扱いは「取引所形式」のみでの取り扱いでしたが、今回NEMと同時に販売所で購入出来るようになりました。

また、Zaifは現在独自の仮想通貨「Zaifトークン」のプレゼントキャンペーンを新規口座開設ユーザーに向けて、2018年9月30日まで実施しています。

Zaif(ザイフ)の評判は?使い方や登録方法、手数料を徹底解説ホリエモンも注目する仮想通貨取引所「Zaif」 出典:https://corp.zaif.jp/ 「Zaif(ザイフ)」とい...

イーサリアム(ETH)の来週の予想

今週は先週対比で買いが先行する相場でしたが、来週はどうなるのでしょうか。
このまま上昇トレンドへ突入する事となれば、6月21日以来の540ドル台も見えてくるでしょう。

今週は欧州議会やCoinbaseのカストデイサービスなど、ポジティブな材料がたくさんありましたが、今週も政府や取引所の動向に注目でしょう。

そして、急激なスピードでイーサリアムの技術的な発展も進んでおり、実需に向けた開発進捗にも期待が持てそうです。

ABOUT ME
Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。