仮想通貨

モナコインをマイニングする方法とは?CPU・GPU・ASICの違いも解説

国産第1号の仮想通貨「モナコイン」

引用:https://monacoin.org/

「仮想通貨は外国産のものしかない」と思っていませんか? 

実は日本生まれの仮想通貨も存在するのです。その1つが、今回ご紹介する「モナコイン」です。

モナコインは、2ちゃんねるで生まれたアスキーアートのキャラクター「モナー」をモチーフにしたアルトコインで、初めての国産仮想通貨です。

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最初はほとんど知られていませんでしたが、2017年に大手仮想通貨取引所「bitFliyer」で取り扱われたのをきっかけに、その知名度が上昇しました。

もちろん取引所で購入することができますが、「マイニング」によって入手することもできます。本記事では、モナコインをマイニングする方法について詳しくご説明します。

マイニングとは

まずは、マイニングの意味をあらためて確認しておきましょう。

マイニングとは、ブロックチェーンの中の1つのブロック内に含まれる「ハッシュ値」と呼ばれる値をもとに計算を行い、新たなブロックを作るための条件を満たしたハッシュ値(=ナンス)を一番早く導き出して報酬を得ることです。

このナンスを導き出すために、コンピュータを使って計算を繰り返し行っていきます。

ただし、ナンスを導いただけでマイニングは終わりではありません。その作業の正当性を照明し、他の参加者から承認されて初めて報酬を得ることができるのです。

このしくみを「プルーフオブワーク」といいます。作業の正当性は計算量の多さによって照明されます。

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したがって、マイニングで報酬を得るためには、膨大な量の計算をスピーディーに行うだけの性能を持ったコンピュータが必要です。

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モナコインをマイニングする3つの方法

ソロマイニング

文字どおり1人でマイニングを行うことです。1人なのでマイニングで得た利益を独占することができます。

しかし、先述のようにマイニングには膨大な量の計算を素早く処理する高性能なPCが必要なので、初期費用がかかります。さらに電力もかなりの量を要するので、電気代もバカになりません。

費用を支払えたとしても、マイニングは今や企業が続々と参入するなどの加熱ぶりを見せており、競争が激しいです。

プールマイニング

引用:https://vippool.net/index.phppage=statistics&action=pool

「プールサイト」と呼ばれるサイトに登録して、何人かのチームで行うマイニングです。

ソロよりも成功率が高く、一般的なPCやスマホでも参加できるので、低コストで行えるのが特徴です。

 

ただし、チームのメンバーで成功報酬を分配することになるので、ソロに比べて儲けは少ないです。また、ソロと同じく電気代がかかります。

クラウドマイニング

引用:https://hashflare.io/?lang=jpn

業者に料金を支払って、マイニングを代行してもらう方法です。設備が充実した企業に任せることで、自分では何も準備する必要がなくなるので、最も手軽な方法です。電気代も気にする必要がありません。

ただし、2年程度の長期契約を前提としている場合が多く、その期間でコストを回収できるかどうかは未知数です。さらに、支払いトラブルの可能性や倒産のリスクもありますので、業者選びは慎重に行うことが重要です。

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モナコインをマイニングするためのツール1:ICCPUGPU

マイニングにはPCの計算能力の高さが求められます。

この計算能力を決めるのが、IC(=半導体集積回路)です。

いろいろタイプはありますが、よく用いられるのが

  • CPU
  • GPU
  • ASIC

3種類です。まずは、CPUGPUの違いをご説明します。

CPUは、一般的なPCに搭載されている中央集積回路のことです。

仮想通貨が誕生したばかりのころは、このCPUでも十分にマイニングが可能でした。現在では、性能がより優れているGPUASICが主流になり、成功率は低くなっています。

しかし、CPUでもマイニングできる銘柄もあり、モナコインもそのうちの1つです。

一方、GPUは画像や動画の処理能力が高いICです。

プロのゲーマーが使うゲーミングPCの「グラフィックボード」というパーツに使われていることで有名ですが、その計算能力の高さがマイニングにも活かされています。

とくに「GeForce」シリーズというブランドが優れていると評判です。

モナコインをマイニングするためのツール2:ASIC

ASICICではありますが、CPU GPUとは異なる点があります。

CPUGPUが幅広い用途で使えるのに対し、ASICは特定の目的でしか使用できないことです。その分、計算能力はずば抜けており、消費電力も少ないためマイニングが効率的に行えます。

専用なので自分で設定する必要もほとんどなく、導入してすぐに使用できるというのもメリットです。

一方で、機材が高額なので、初期費用がかかるというデメリットがあります。また専用機なので、古くなったりマイニングをやめたりして使わなくなった場合、処分に困るおそれもあります。

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ASICでなければ稼げない銘柄も

引用:https://bit-start.com/monacoin

ASICのもうひとつの特徴として、仮想通貨のアルゴリズム(=暗号化方式)によって専用機が造られることです。

これによって、マイニングが効率的に行われるのです。

決まったアルゴリズムに基づいているビットコインやライトコインは専用のASICが造られており、もはやCPU GPUでのマイニングではほぼ利益を得られない状況になっています。

「モナコインもいずれそうなるのでは?」と思った方もいるかと思いますが、その可能性は低いと考えられます。

仮想通貨の中には、ASICが開発できないようなアルゴリズムが組まれているものがあるからです。

モナコインもそのうちの1つで、ASICの独壇場になることを防ぎ、CPU搭載の一般的なPCでも参加できるようなアルゴリズムになっています。

モナコインをマイニングするためのツール3:マイニングソフト

引用:https://askmona.org/

マイニング用のソフトも重要なツールです。モナコインのマイニング用ソフトはいくつかあります。

たとえば、「ccminer」というソフトは「Ask Mona」というサイトの掲示板でダウンロードすることができます。

Ask Monaのトップページ上部の検索アイコンをクリックし、

ccminer

と入力します。

すると、

【マイナー必見】ソロマイニングに対応したよ

というトピックのリンクがヒットするので、最新のものを選択してください。

引用:https://askmona.org/9245

トピックに移動したら、一番上のリンクをクリックし、zipファイルをダウンロードします。

このときウイルス対策ソフトが作動しますが、実際にはウイルスはないので、無視しても問題ありません。

モナコインをマイニングする手順(ソロマイニング)

では実際に、モナコインのマイニングをしてみましょう。例として、ソロマイニングの手順をご紹介します。

まずは、ウォレットを用意します。

ウォレットにはさまざまなタイプがありますが、「ホットウォレット」「コールドウォレット」の2種類に大別できます。

ホットウォレット

インターネットにつないだ状態で管理するタイプのウォレットとして、取引所などのマイページで管理する「ウェブウォレット」、スマホにアプリをインストールする「モバイルウォレット」があります。

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ウェブウォレットで最もオススメなのは、モナコインも取り扱う取引所「bitFlyer」です。国内最大級の取引所なので、信頼性が高いです。マルチシグ技術(=プライベートキーを3つ作成し、そのうち2つを署名しなければウォレットを使用できないしくみ)と二段階認証でセキュリティもバッチリです。

ただし、2018622日に金融庁から管理体制が不十分であることを理由に業務改善命令を受け、新規登録の受け入れを停止している状況です。すでに登録しているユーザーはこれまでどおり取引が可能とのことです。

モバイルウォレットでオススメなのは、「Coinomi Wallet」というアプリです。モナコインの公式サイトで紹介されている公認のウォレットで、モナコイン以外の銘柄にも対応しています。

引用:https://coinomi.com/

日本語に完全対応しているものがいいなら「Mona wallet」がオススメです。こちらはモナコイン専用ですが、比較的新しいモバイルウォレットです。どちらも無料で使いやすいです。

引用:https://salestechnologylab.com/

ホットウォレットは端末を問わないことと取引をスムーズに行えることがメリットとして挙げられますが、ハッキングなどで仮想通貨を盗まれる危険性が比較的高いです。

投資やショッピングなどにも仮想通貨を使用する機会が多い方には、こちらのほうが適しているといえます。

二段階認証を忘れずに設定する、複数のウォレットに分散して管理するなど、リスクを減らす工夫をしましょう。

コールドウォレット

一方、コールドウォレットはインターネットから切り離して管理します。

専用のソフトウェアをPCにインストールしてデスクトップで管理する「デスクトップウォレット」、専用の端末をUSBに接続して使用する「ハードウェアウォレット」の2種類があります。

デスクトップウォレットにもモナコイン専用のウォレットがあります。それが「Monacoin Core」です。

こちらはモナコインの公式サイトでダウンロードできるものなので、信頼性があります。ただし、容量が多いので空き容量には注意が必要です。

引用:https://monacoin.org/

ハードウェアウォレットにもいろいろな種類がありますが、オススメなのは「Trezor」というウォレットで、比較的使いやすいと評判です。

ただし、「Electrum-mona」というデスクトップウォレットと連動させる必要があるのが難点といえます。1万円以上の金額がかかるのも悩みどころです。

引用:https://trezor.io/

インターネットに接続しないことで、仮想通貨をハッキングから守りやすくなります。

しかし、端末や紙を破損したり紛失したりすることで、仮想通貨が失われる怖れがあります。

ホットウォレットに比べて利便性が低いのもデメリットといえます。マイニングで稼いだ仮想通貨をより安全に管理したい方にオススメです。

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ウォレットはマイニングソフトと連動させる

ウォレットを作成したら、次は先ほどご紹介した手順でマイニングソフトをインストールし、ウォレットの受け取りアドレスを入力してマイニングソフトと連動させます。

こうすることで、マイニングしたモナコインが自動的にウォレットまで送り込まれるようになります。

最後にマイニングソフトを起動し、マイニングを開始します。

モナコインのマイニング効率をシミュレーションする

引用:http://monacoin.trance-cat.com/monacoin-profitability-calculator.php

マイニングでどれほどの収益が見込めるかというのを計算するサイトがあります。上図のサイトはモナコイン専用のサイトです。

まず、一番上の欄にPCの計算能力を入力します。

H/s」というのは、1秒あたりにマイニングできる速度を表しています。そして、消費電力と電気代を入力すると、どれくらいの利益になるかが表示されます。

たとえば、計算能力が60MH/sGPUでマイニングを行ったとします。消費電力が1日あたり250W、電気代が1kWhあたり25円だとすると、以下のような結果になります。

引用:http://monacoin.trance-cat.com/monacoin-profitability-calculator.php

マイニングで得られる金額よりも、電気代のほうがかかっており、収益がマイナスになっていることがわかります。

GPUの数を増やして計算能力を上げつつ電気代を抑えれば、プラスに転じる可能性もありますが、大きな利益を挙げられるとは考えにくいです。

このような感じでマイニングのシミュレーションができます。

マイニングにかかった電力だけを計測できる機器がAmazonなどで購入できますので、より正確にシミュレーションしたい方は、ぜひ探してみてください。

モナコインは国内で普及するかどうかがカギ

引用:http://story-is-king.com/post-9750

モナコインは2017年末に大幅に価格が上昇しましたが、2018年に入って急降下し、それから低空飛行を続けている状況です。

シミュレーションでも利益が見込めないという結果となっているため、収益目的でモナコインをマイニングするというのは、現時点では避けたほうがいいでしょう。

しかし、モナコインはまだ成長途中の銘柄です。

今後国内の取引所で取り扱うところが増え、普及していけば価格は再び上昇していきます。そのときがマイニングで稼ぐチャンスです。比較的情報が集めやすいので、今後の動向に注目です。